ウール(羊毛)のラグから湿気をとる方法

投稿日:2016年5月5日 更新日:2023年7月8日|お手入れ
天然のウール(羊毛)ラグは、湿気を吸ったり吐いたりする能力があります。
その為、化繊のラグや、裏地をつけている絨毯よりも湿気に強いのですが、湿気を良く吸ってくれるからこそ、湿気が絨毯を傷める原因にもなります。

■羊毛の絨毯はお部屋の湿気を調整してくれる

羊毛は繊維の一本一本が、人間の髪の毛と同じようにキューティクル(スケール)に覆われています。
分子の大きい液体は弾き、分子の小さい水蒸気は内部へ吸い込む、という性質を持っています。
そんな羊毛でできた絨毯は、一枚敷くだけでお部屋の湿気を自動的に調整してくれます。

私のお部屋では、洗濯物を部屋干ししたり、冬場や梅雨時は窓が結露したり・・・湿気が高い条件がしっかり揃っています。
しかし、ハグみじゅうたんを敷くようになってから、湿気が高くてジメジメするという事もなく、湿気が低くてカラカラするという事もなく、快適に過ごせるようになりました♪ 個人の体感でのお話しにはなりますが、羊毛の絨毯を一枚敷くだけで実際変わるんだな~、と実感しました。


■羊毛の絨毯が痛む原因になるのも、湿気

そんな優秀な調湿作用を持った羊毛の絨毯ですが、羊毛の絨毯を痛ませる原因になるのも、湿気です。
湿気がこもると、カビやダニ、雑菌が繁殖しやすくなり、絨毯を傷める原因になってしまいます。
梅雨時や、出入口を閉め切って暖房をつける冬は要注意。こまめに換気して、空気を入れ替えてあげてください。

また、夏はイグサのラグを使う等して羊毛の絨毯をしまっておく場合に、ビニールなどの通気性のない梱包材でくるんでしまうと、湿気がこもります。
できれば何もくるまずに。くるむとしたら、綿や麻等、通気性のある素材のものを使ってください。

 

■湿気をとる方法
換気をしてお部屋の湿気をとることも大事ですが、絨毯そのものを、晴れた日の日中に外で干すと一気に乾く上、毛がふわふわになります♪
・・・ですが、毛足のある絨毯は重く、外に出すのも一苦労。
実は、絨毯を半分ずつめくる、という簡単な方法でも充分効果があります!
(お休み前、お出かけ前にすると良いです)

o0640048013094840990 (1)夜寝る前に半分めくって

o0640048013094840991次の日は反対側を!

何故これだけで効果があるのかというと、毛足のある絨毯は表面よりも、裏面からの方が水気・湿気がよく放出されるから
手織り絨毯のクリーニング業者さんは、水洗いをした絨毯を、凸凹した空気の通り道がある置き場所に平置きして乾かします。
そうする事で裏面から水気が飛んでくれて、しっかり乾かす事ができるのです!
是非、試してみてくださいね。


ちなみに、絨毯めくりをおこなう目安のひとつとして、「羊のニオイが蘇ってきたら」というのがあります。
ニオイがするのは、湿気をたっぷり吸っている証拠です。
「羊毛の絨毯ってにおうから…」と敬遠されている方もいらっしゃるかもしれませんが、上質なウールを使い、極力化学的な処理をしていないハグみじゅうたんは、ニオイもほとんどありません。
そんなハグみじゅうたんから羊さんのニオイがしてきたら、「このお部屋湿気がこもってますよ」と教えてくれているんですね。


自然の呼吸と一緒に暮らしてみると、ああ今日は雨が降りそうだな、…とかもうこんな季節か、と自然の変化に敏感になり、四季の移ろいにふと気付ける。そんな暮らしを送れそうです。

 

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