【防炎ラベル対応】ハグみじゅうたんの防炎物品性能試験

投稿日:2018年10月22日 更新日:2023年7月8日|用途で選ぶ

ハグみじゅうたんは自然素材ウール(羊毛)の特性を活かしたつくりと、なるべく環境に負荷をかけない昔ながらの手仕事を大切にして作っています。

手機(てばた)織り

そして、私たち日本人の生活スタイル(床座)で心地良く、安心して使っていただけるよう、厳しく品質のチェック・管理をしています。
例えば、ホルマリン検査防炎性能検査などもそのひとつ。

そもそも、検査ってどんなものなの?
本日はハグみじゅうたんの「防炎性能試験」について詳しくご紹介いたします!
防炎じゅうたん

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【防炎ラベル対応】ハグみじゅうたんの防炎物品性能試験 目次

  • 防炎物品とは、防炎性能検査とは?
  • 防炎物品として適合するまで ハグみじゅうたんの検査の流れ
  • 検査後のハグみじゅうたんはどうなる?
  • 【防炎ラベル対応】ハグみじゅうたんの防炎物品性能試験 まとめ

 

防炎物品とは、防炎性能検査とは?

ハグみじゅうたんは防炎物品性能試験の結果から、「防炎物品」として適合を受けています。
さて、そんな「防炎物品」とは一体どういうものでしょうか。

防炎物品とは

「防炎物品」とは、消防法で規定された防炎性能基準を満たしたものをいいます。
つまり、「燃えにくいという性能」を備えた物品です。

※防炎とは 不燃とは異なり、あくまでも燃えにくいという性能を示すものです。小さな火に接しても繊維が燃え上がらず、もし着火しても燃え広がりが少ないことを表します。
(日本防炎協会様ホームページより)

消防法では、高層建築物(高さ31メートルを超える建築物)、不特定多数の人が出入りする施設・建築物、地下街等で使用されるカーテンやじゅうたん等は防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務付けられています。

高層建築物(高さ31メートルを超える建築物)は1階から最上階まで全階防炎規制を受けます。これは集合住宅を含みます。
31メートルというと、10~11階建以上のビルやマンション等が該当します。
高層マンションイメージ
その他、地下街や劇場、百貨店、旅館やホテル、病院や診療所など、不特定多数の人が出入りする建物、公共の建物など・・・
こういった建物では、

カーテン、布製ブラインド、暗幕、じゅうたん等は「防炎物品」を使用しなければならない とされています。

防炎性能検査とは

では、防炎性能検査についてご紹介しましょう。
防炎性能検査とは、消防法で定める基準以上の防炎性能があるかを調べる検査です。
具体的には、

残炎時間・・・炎をあげて燃えるのが止むまでの時間
残じん時間・・・炎をあげないで燃えるのが止むまでの時間
炭化長・・・加熱終了後、炭化してもろくなった部分または穴のあいた部分の最大の長さ

等を測定します。そして、基準に合格すると「防炎物品」として「適合」と認定されるのです。

ハグみじゅうたんは防炎ラベルを取得しています

ハグみじゅうたんは防炎ラベルを取得しています

「ハグみじゅうたん」は第三者機関による防炎性能試験を実施し、「防炎物品」として「適合」となっています。ですが、薬品による防炎加工を行っているわけではありません。上質なウールを使い、ウールの特性を活かしたつくりをしているおかげで、加工をしなくても防炎物品として認められる性能があるのです。

ですから、先述したような 10~11階建以上のビルやマンション、地下街や劇場、百貨店、旅館やホテル、病院や診療所など、公共の建物でもハグみじゅうたんを安心してお使いいただくことができます♪

ハグみじゅうたんの防炎性能 ~ウール・綿・化学繊維の比較~

▲ ウールラグ(ハグみじゅうたん)とコットン、ポリエステルの燃え方の違いがはっきりはわかるおもしろい実験動画もあります!

 

防炎物品として適合するまで ハグみじゅうたんの検査の流れ

ハグみじゅうたんの防炎性能検査は、まず「試料」と言われる検査用の準備から始まります。

検査には1つの品番で 40cm×22cm 3枚、22cm×40cm 3枚 合わせて6枚の試験体(試料)が必要です。
これには、織りあがったハグみじゅうたんを切る必要があります。毎回この作業がとても大変!
そして、小さくカットしたハグみじゅうたんをまとめて、検査機関に送ります。

検査のために小さくカットしたハグみじゅうたん


ておりシリーズも検査の為にカット

「もったいない~」というお声が聞こえてきそうですが、安心・安全の基準をしっかり守っていくためにはこういった検査が必要なのです。

さて、検査機関では、「45°エアミックスバーナー法」という方法で絨毯の防炎性能を測定します。
提出された試料に45°の角度でバーナーの炎をあて、30秒間加熱するという検査方法です。そして、先にご紹介した「残炎時間」「炭化長」等が基準値内になるかを測定します。

試料を検査機関へ送る ⇒ 45°エアミックスバーナー法にて防炎性能検査 ⇒ 試験成績証明書が届く

防炎ラベル

防炎ラベル

ハグみじゅうたんには「防炎ラベル」の貼り付けも可能です。
ご希望の場合は承っておりますのでお申し付けください!

 防炎ラベル貼り付け ¥200 /1枚

※防炎ラベルの貼り付けは有料です。ご注文の際に、最寄りのお取り扱い店、またはハグみじゅうたん事務局までお申し付けください。

 

検査後のハグみじゅうたんはどうなる?

防炎検査に使用したものは戻ってきませんが、カットした残りのハグみじゅうたんは捨てたりはしません。

私たちも、小さくなった切れはしのハグみじゅうたんを再利用できないかと、色々考えています。
一番使うのは、お手入れの実験です。
先日、衝撃吸収実験で使用したものも、実は防炎検査に使った残りの切れはしです。

【ラグの衝撃吸収】ハグみじゅうたん実験レポート

▲ ラグの衝撃吸収をゆで卵を使って実験しました!

こんな風に、なるべく有効活用するようにしています。
手間ひまをかけて作られたハグみじゅうたんですから、少しでも無駄にならないように「これでもか」というくらい(笑)使ってから寿命をまっとう(?)してもらっています。

 

playlist_add_check【防炎ラベル対応】ハグみじゅうたんの防炎物品性能試験 まとめ

 ハグみじゅうたんは防炎物品として「適合」と認定されている
 防炎物品とは、「燃えにくいという性能」を備えている物品のこと。消防法で定められた基準に基づき、検査によって認定される
 検査には織りあがった製品の状態のハグみじゅうたんをカットする必要がある
 ハグみじゅうたんは検査の残りも捨てません

ところで、この防炎検査は、一度「適合」となれば終わりではなく、定期的に(入荷ロットごとに)検査を行います。
また、品質管理のために毎月報告が必要で、これを怠ると登録番号が抹消されてしまうのです!

こんな風に厳しく品質管理をしているハグみじゅうたん。
安心・安全は1日にしてならず・・・です!

 

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