世界一幸せな国、北欧「デンマーク」では初任給で何を買う?

投稿日:2017年6月7日 更新日:2023年7月22日|LOHASな暮らし

今回は私が以前読んだ本を紹介しようと思います。
もう一年以上前でしょうか、タイトルに惹かれて手に取りました。
読んでみると、内容にも非常に共感できましたし、私達が「ハグみじゅうたん」を通して伝えたいことにも 通じるところがあったので改めて、紹介したいと思ったのです。
今回紹介をする本はこちら

『なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?』  
― 人生を好転させる「空間」の活かし方 ―
著者:小澤良介(リグナ株式会社 代表取締役社長)
発行:きずな出版

ブログのタイトルの問いの答えは、この本のタイトルの通りです。
いくつかの内容をピックアップしてご紹介いたします!
※国連が発表した2016年世界幸福度ランキングではデンマークが1位でした。
2017年は、ノルウェーが1位、デンマークが2位、ちなみに、日本は51位でした。
WORLD HAPPINESS REPORT 2017

写真:アンデルセンが愛した港町「ニューハウン」

※以下” ”内文章 引用:『なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?』

世界一幸せな国、北欧「デンマーク」では初任給で何を買う? 目次

  • 日本と欧米の家具に対する考え方の違い
  • 北欧家具の人気の秘密。その特徴とは
  • デンマーク人の「キズ」や「古さ」のとらえ方

■日本と欧米の家具に対する考え方の違い

著者が長年かけて見たり、聞いたりして、気が付いたこと、それが、「日本と欧米では、家具に対する考え方がまったく違う」ということ。
例えば「イス」。
日本人は単なる「生活道具」として考えている人がほとんどなのに対して、 デンマーク人は時間とお金をかけるべき、「大切な場所」と考えるのだそうです。

写真:PP250(ハンスJ.ウェグナー
出展元:PP Møbler HP

 ”その考え方の違いが、心の豊かさや、人生に大きく影響を与えている”
ということに気がついたのだと言います。
著者は、イスを一つ変えるだけで、人生が変わった人をたくさん見てきたことから、このように言っています。

”「人生」は言いかえると「時間」。その「時間」を過ごす「空間」こそが、その人の幸せに結びつく。「空間=暮らしの質=心の豊かさ」という方程式が成り立っていると感じるのです”
”洋服や腕時計など、自分を飾るものではなく、自分や友人が快適に過ごすための空間に、 最初にお金を使う。そうすることで、暮らしの質が向上し、心が豊かさを感じ、日常から幸せを感じることができるようになる。”

つまり「空間を変えると、暮らしと心が豊かになる」ということです。 これがデンマーク人の考え方なのだと感じたそうです。
以前、 「ハグみじゅうたんが来てから価値観や暮らし方が変わりました」 というお客様がいらっしゃいました。
ラグ一枚にも、これだけのチカラがあるのだと、実感させられた一言でした。 嬉しさと共に、使命感を感じたことを覚えています。 このように言っていただける方が、1人でも増やせるよう引き続き、お伝えしていきます!

このお客様の声の詳細はこちらから↓

ハグみじゅうたんをきっかけに、丁寧に暮らすようになる

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ハグみじゅうたんお客様の声 

■北欧家具の人気の秘密。その特徴とは

北欧は寒い地域であるため、家の中で過ごす時間が長いというのが北欧家具の特徴に繋がります。

写真:ベアチェア(ハンスJ.ウェグナー
出展元:PP Møbler HP

・ホワイト、レッド、ブルー等の原色系の色を使う
・熟練の職人が長い時間をかけて丁寧につくるため、頑丈で耐久性に優れている
・装飾は少なくシンプルなデザインで流行に左右されず、長く使い続けることができる

このため、イス一脚で数十万円するものもあります。
”長く使い続けることを前提としているので、デンマーク人は初任給をはたいても、家具を買おうとする”
と著者は考えます。

”家具は大切な資産であるという考え方が強いために、自分の親や祖父母の世代から、代々受け継がれていくものであるという考え方が常識なのです”
そのため、家具を買う時もお金と労力をかけて選び、選んだものは自分の子や孫の世代まで残せるように大切にする、これがデンマーク人の考え方だといいます。  

■デンマーク人の「キズ」や「古さ」のとらえ方

”ヨーロッパでは、古きよきものを大切に残していくという文化が根づいています。”
「古い建物こそ価値がある」 「古さこそが美」 という観点があるからだと言います。

”歴史あるものを美しく使い続けていることこそが美徳であり、ステータスであるという考え方が常識”
なのだそうです。
この考え方を本文を引用して比較してみます。

”すべてをリセットして、どんどん新しくしてしまうのが日本。 デザインのよきものを継承して、それを少しずつバージョンアップしていくのがヨーロッパ。”

”汚れてしまったら、すぐにきれいにしたがるのが日本人で、汚れでさえもデザインとしてとらえるのがデンマーク人。”

傷がついた時には・・・

”多くの日本人は、「この傷をどう直そうか」と考えます。 それに対して、デンマークの人々は、「この傷をどう残そうか」と考えるのです”

著者は、この「古いものこそ美しい」「古きよきものを継承していく」という考え方が、デンマークの「豊かさ」、「幸福度」に影響しているのではないかと考えています。
日本でも、リノベーションに注目されることが多くなりましたが、このような考え方が常識になるには、まだまだ時間がかかりそうです。
私達も「ハグみじゅうたん」を通して、
「じゅうたんやラグを変えると、暮らしと心が豊かになること」
「上質なものを大切に長く使い続けること」
を引き続き、お伝えしていきます!
今回は、このへんで。 次回も、この続きをご紹介します!

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