お手入れをしながら、長く使っていけるハグみじゅうたん。
天然素材、かつ手仕事の物は、作り上げた時が最も良くて使うほどに劣化していくのではなく、使い込んでいく程に味わいが出てきます。
木や竹や革で作った道具が、十数年何十年使い込むと飴色になったり。
リネンの布地が、洗うほどに丈夫になっていったり。
ウールで作った絨毯が、何年も使い込んでいく事で毛並みが柔らかくなめらかになったり。
短いスパンで、新しくて綺麗なものをそろえていく事もひとつのおしゃれかもしれませんが、
長いスパンで、ひとつの上質なものをずっと使い込み、味わい深くなった物を大事にしながら暮らすことも、おしゃれだと思いませんか？
■手をかけるごとに、物は味わい深い表情を見せてくれるようになる
長く使っていくぶん、細かな傷や汚れは、もちろん付いていく事でしょう。
子供も大人も、何ひとつ傷をつけずに汚さずに生活していくなんて、無理です。
ですが、天然素材は不思議なもので、傷も汚れも味わいになり、表情になっていきます。
もちろん、大きい傷がついてしまったり、強く汚れてしまえば、見栄えが悪くなったり、清潔さがなくなる事もあります。
そうなる前に、日々お掃除やお洗濯をしたり、磨いたりして、綺麗に保つ。
欠けたり壊れたり破けたりしてしまったら修理をする。
汚れてしまったら、その素材に適した方法でお手入れをする。
そうして手をかけてあげる事によって、味わい深い表情を見せてくれるようになります。
細かい小さな傷や、ほんの少しの汚れであれば、それもひっくるめて表情になっていって、逆に愛着が沸いてきます。
人で言えば、ホクロや、笑いジワのようなものなのかもしれません。
■ハグみじゅうたんは、いつから味わい深くなるのかな？
お客様から、「どれくらいから使い込んだ感じが出てくるんですか？」とお問い合わせいただく事もありますが…
これはもう、使う頻度、人数、環境、そしてそのハグみじゅうたんの個性によって、変わります。
一例をあげると、私が使っているハグみじゅうたんてざわりCOLLECTIONは、使いはじめて約一年半ですが、まだ新品とさほど変わった印象もありません。
クリーニングに出すこともなく、天日干しをすることもなく、お手入れは掃除機をかけているだけなのですが、我が家に来た時とほとんど変わらない風合いを保っています。
もちろんフカフカの弾力も衰えていません！ 一人暮らしだから、踏んだり寝転んだりする頻度が少ないせいもあるのかもしれませんが。
逆にこれは、毛がよりやわらかくなったり、独特の表情を出したりといった事が、まだまだかかるなあ、先は長いな……と、長い目で見なければいけないなあ、と思いました（笑）
ちなみに、他のスタッフも同じ時期にハグみじゅうたんてざわりCOLLECTIONを使い始めたのですが、そちらの方は、よく座るところは毛が柔らかくなってより気持ち良くなり、いい味わいになってきたそうです。
私も早くその気持ち良さを味わいたいです…（笑）
まあ、日々変化はしているんだけれど微細すぎて、毎日見ている私には分かりにくいだけなのかもしれませんが、パッと見て、触れて、触って、分かるほどの変化はまだありません。
いままでの化繊のラグは、一年使ったらもう元気がなくなってたのに……とますますこのラグとは長い付き合いになりそうだな、と思いました（笑）
たくさんの家族に囲まれて使うハグみじゅうたんなら、一年くらいで既に柔らかくなって、より気持ち良くなるのかもしれません。
ウールって本当に丈夫な繊維なんです。
使う環境によって変わってくるので一概に言い切れないところはありますが、リバーシブル・ストライプ、リバーシブル・イエニ、てざわりシリーズだったら十数年、ておりシリーズだったら二十数年、使っていただける見込みです。
是非、長く心地良く、お楽しみいただければ幸いです。
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