ウールラグ 天然素材の調湿効果の高さ

この記事を書いたスタッフ: 前谷

ウールは、吸放湿性が高く天然の湿度の調湿作用があるといわれています。
ウールラグを敷くだけでお部屋の調湿作用があるなんてすごいですよね。
ですが、本当にそんな効果があるのかは目では分かりにくいもの。
そこで今日は、実際に目に見える形で実験をしてみましたのでご紹介いたします。

ウールラグ 自然素材の調湿効果の高さ

  • ①ウールラグお部屋の調湿効果検証実験
  • ②無垢材オイル仕様フローリングでの床材での効果は?
  • ③硬い無垢材のフローリングでも効果は同じ?

①ウールラグお部屋の調湿効果検証実験

高温多湿の日本では、湿気対策はとっても重要です。
最近の住宅では高気密高断熱の住宅がとても多いですね。もともとは、高気密高断熱の住宅は冬の寒さが厳しい北海道から始まったものだといわれています。
高気密高断熱にはメリットがたくさん。冷暖房効率を上げる働きもあり節約にもなりますね。
その反面で24時間換気が義務付けられているとはいえ、高気密高断熱の住宅では換気がとっても重要です。

高気密高断熱の住宅は、お部屋の良い空気・悪い空気、そして湿度が留まりやすいという結果にも繋がってきます。

今回は湿気に関して注目します。お部屋が高気密であえれば、湿気も逃げ場が少ないので湿気は留まりやすいところに堆積し、見えないところでカビなどの原因になります。
また、湿気が少ないときは外からも湿気が入ってこれません。その為、乾燥しやすく肌が荒れやすかったり・風を引きやすくなります。

今は加湿器を使われている家庭も多いかもしれまんが、一昔前はそれほど加湿器を使用している家庭は少なかったように感じます。

生活が便利・豊かになった分メリットも多いですが、その分デメリットがあることを知ることも大切です。
メリットばかりに目がいきがちですが、目に見えないことの方がより本質的な問題が大きいものです。

そこで湿気対策で注目なのがウールラグ・じゅうたんです。
ウールは湿度を60%程度に保とうとする性質があるといわれています。

湿度を見るときは湿度計くらいしかありませんが、目に見えるような実験をしてみましたのでご紹介していきます。

今回は水槽2つをお部屋に見立て、どちらにもお同じウレタン塗装のフローリングを敷いています。
片方はフローリングのまま、もう片方にはウールラグ(ハグみじゅうたん)を敷いて実験していきます。

(左側)ウレタンフローリング 気温16.9℃ 湿度:44%
(右側)ウレタンフローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん)気温17.6℃ 湿度:46%
※今回実験した、温度湿度計は精度が温度±2℃・湿度±7%のものを使用しています。

まずは、外気温と水槽内に入れたときの温度湿度の確認です。計測器の精度の範囲内でどちらもほぼ変わりません。 水槽内の中のビーカーには100℃のお湯を入れています。

準備を整え、水槽を密閉します。するとどちらの水槽にも水槽全体に結露が出始めます。
温度はさほど変わりませんが、湿度はどちらもグングン上がっていきます。

変化が出始めたのは、実験開始から30分後くらいからです。
フローリングのみの水槽は、湿度がグングン上がり100%以上。対してウールラグ(ハグみじゅうたん)を敷いてある水槽は、いったんは上がりますが30分後くらいから湿度が下がり始めました。

(左側)ウレタンフローリング 気温19.7℃ 湿度:100% (30分後)

(右側)ウレタンフローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん)気温18.4℃ 湿度:63%  (30分後)

実験は1時間程で行い、最終的な結果は下のとおり。

 (左側)ウレタンフローリング 気温20.1℃ 湿度:100% (60分後)
ウレタンフローリングの床にも湿気の逃げ場がなく結露しています。

(右側)ウレタンフローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん)気温18.4℃ 湿度:77%  (60分後)
結露も引いて、水槽内も綺麗に確認ができます。

目視でもその違いがよくわかります。
フローリングのみの水槽の湿度はそのまま100%のままで水槽内は結露で中が見えづらい状態です。
対して、ウールラグ(ハグみじゅうたん)を敷いている方は、湿度が77%で結露も少なくり水槽内もよく見えています。 もう少し時間をおけばもっと下がるのではないでしょうか。

ご覧いただいた通り、やはりウールラグを敷くことによってお部屋内の湿度調整を行いより快適な空間を保とうとしてくれています。
天然の調湿作用ですね。天然素材の為、人にも害は無く安心です。逆に湿度が少ないときは、ウール内の湿気を放出しお部屋に潤いを与えてくれます。
もしかしたら、わざわざ除湿機や加湿器を置かなくてもウールラグを敷けば好きなインテリアを楽しみながら快適な空間を作れるのかもしれません。

②無垢材オイル仕様フローリングでの床材での効果は?

また、最近では天然素材を多く使った住宅もとても多くなってきました。天然の木を使った無垢のオイル塗装フローリングを使われている方も多いと思います。
無垢材もウールと同じように吸放湿効果が高く、高気密高断熱の住宅では湿気を吸ったり吐いたり調湿してくれています。
よく無垢の床にはラグを敷かない方がいいという方もいらっしゃいます。確かに、のりつけされて裏地を張ったラグは無垢材の吸放湿性を妨げてしまい無垢材そのものに湿気が堆積してしまいます。
それがカビの原因にもなり無垢の床自体を痛めてしまいます。

なので、天然素材には天然素材を。のりつけもなく裏地が張っていないウールやコットンなどのラグであれば安心してご使用いただきます。
私たちは、その中でも調湿効果と汚れに強いウールを使用したラグ・じゅうたん(ハグみじゅうたん)をおすすめしています。

では、湿度調湿効果がある無垢材の床にウールラグを敷いた場合の湿気はどうなのか。こちらも実験してみましたよ。実験の床材に使用するのは、無垢材の中でも柔らかく吸収性が高いパイン材をします。

実験方法は、ウレタンのフローリングを張った時と同じ方法です。
最初は、外気温と実験の準備を整え密閉した状態から始めます。
やはり、最初はどちらの水槽も結露を起こします。

(左)パイン材フローリング 気温20.8℃ 湿度:34%
(右)パイン材フローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん)気温21.6℃ 湿度:38%
※今回実験した、温度湿度計は精度が温度±2℃・湿度±7%のものを使用しています。

ウレタンのフローリングと違うのは、いったんは100%まで上がりますが湿度が上がりきると、どちらも湿度が下がってくるということ。

(左側)パイン材フローリング 気温21.1℃ 湿度:58% (30分後)

(右側)パイン材フローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん) 気温22.0℃ 湿度:53% (30分後)

やはり、無垢材の調湿効果も高いですね。30分後では、まだ湿気も上がりきっていないようです。フローリングと比べるとゆったりとしています。今の状態では湿度も上がっている途中で結果はまだわかりません。

そして1時間後はどうかというと・・・。

(左側)パイン材フローリング 気温22.1℃ 湿度:76% (60分後) 

(右側)パイン材フローリング+ウールラグ(ハグみじゅうたん) 気温23.0℃ 湿度:63% (60分後)

どちらの水槽内も湿気は下がっています。しかし、無垢材だけの水槽の湿度は76%。
ウールラグを敷いた方が湿度はより低く63%とという結果になりました。その為、天然素材同士を合わせるとより高い効果で、お部屋を快適な空間に保ってくれるということが分かりました。

色々な繊維の種類がありますが、ウールの吸放湿性は繊維の中でもズバ抜けて高いんです。
お部屋の結露対策や除湿対策として、ウールラグを敷くことはお部屋を快適な空間に保ってくれるということが今回の実験で分かりました。 

③硬い無垢材のフローリングでも効果は同じ?

番外編で、無垢材のパイン材よりも木自体が硬く吸湿性はありますがパイン材などより吸湿性が高くないナラ(オーク)材でも実験をしてみました。
始めは、パイン材と同じような結果でしたが1時間後の結果では明らかに違いができてきました。

1時間後の実験結果。

(左側)無垢ナラ(オーク材) 温度22.1℃ 湿度84% (60分後)
水槽内の結露も多く見受けられます。

(右側)無垢ナラ(オーク材)+ウールラグ(ハグみじゅうたん) 温度23.6℃ 湿度67% (60分後)
水槽内の結露は少なく中も見えやすい状態です。

パイン材とはまた違った結果です。無垢材の中でも木自体が硬く繊維が緻密な無垢材は吸放湿性が低くなるので湿度の調湿作用も低いことが分かりました。 無垢材でも硬い木ほど、ウールラグは効果的のようです。

インテリアとしても大切ですが、普段毎日過ごす室内での快適な空間の為に天然素材のウールラグを敷いてみることはおすすめですよ。見えないところでお部屋の湿度調整をしてくれ、より快適な空間維持をしてくれるウールラグ。ウールの優しい肌触りにも癒されますが、そういった調湿作用などの天然素材の特徴がより快適で居心地がいい空間を作りあげているんですね。

4月に入り温かくなってきましたが、ウールラグは一年を通しても快適にお使いいただけます。
詳しくは、下のブログもチェックしてみてくださいね。

通年使えるウールラグ。新生活の始まりに揃えてみませんか?
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