こんばんは。最近は、天然素材に対しての関心が非常に高くなってきています。私もお客様などとお話ししているとよく出てくる話題があります。それは、「無垢の床にラグは敷けるの?」です。今回は、そちらを中心にお伝えしていきます。
無垢の床にラグは敷けるの?
- 無垢材の特徴
- 無垢材の床にラグを敷くことの心配事
■無垢材の特徴
最近は、戸建て住宅やマンションなどでも様々なところに用いられています。無垢材の特徴は、木そのままの質感や風合いなどが感じられ室内にいながら心地いい空間にさせてくるそんな素材です。そしてもう一つの特徴は素材自体に個性があるということ。
無垢材は調質作用があるので、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとする為に「縮んだり」「伸びたり」する。そんな特徴もあります。また、硬さや柔らかさなど木の種類によってそれぞれに個性があり経年変化とともに木の色合いも変化していきます。
■無垢材の床にラグを敷くことの心配事
皆様からよくお聞きする心配事は2つです。
①湿気によるカビの問題
無垢材の床の上にラグを敷くことに限ったことではないですが、床にラグを敷くことで床とラグとの間に湿気が溜りカビが繁殖しやすいのではないかという心配が特に調湿作用のある無垢材ではより高くなるのではという心配があるようです。
確かに、無垢材の上にラグを敷くと無垢材自体が調湿作用してくれるといっても調湿作用を遮ってしまいます。それが、化学繊維で裏地に接着材がついておりより空気が抜けないものだとより湿気が溜りやすくなってしまいます。無垢材の床にラグを敷く際は、同じ自然素材のもので裏地がなく通気性がいいものがぴったりです。
もちろん、自然素材のウールでできた「ハグみじゅうたん」も安心してご使用いただけます!上の写真だと分かりずらいかもしれませんが、ハグみじゅたんは通気性もばっちりです。
しかし、注意点があります。ハグみじゅうたんも自然素材で通気性がいいとは言ってもやはり床とラグの間は、何もないよりも湿気が溜りがち。ラグを干す必要もないので、半分ずつでもお出かけをする際に裏返してあげてください。無垢の床やハグみじゅうたんにとってもとても気持ちいいことで、カビなどの発生の予防にもなりますよ。他のラグを敷かれていても換気をすることが大切です。
②ラグを敷くことによる日焼け跡の問題
無垢材の床の上にラグを敷くことによって、日焼けの跡が出るのではないかも心配ですね。特徴のところでも書いたように、木は時間が経つと色が変わってきます。無垢材が紫外線を浴びることにより化学反応をおこし経年変化をしていきます。それが無垢材の特徴でもあり、長く使うことによる味わいになります。
ですが、ラグを敷くと紫外線がそこだけ当たらず周りだけの色が変わってしまうことがあります。そこも自然素材の特徴です。防ぐ方法としては、やはりお出かけをする際に日が当たるように半分ずつでも裏返してあげるなどをすることが必要です。また、無垢材の床の塗装には大きく分けて2種類あり表面に膜を作る「ウレタン塗装」と木自体にしみこませる「オイル塗装」があります。
「ウレタン塗装」は木の表面に膜を来るため、傷や汚れに強いのが特徴ですが削ることができません。「オイル塗装」は木自体にオイルをしみこませるため、時間が経つと塗装が薄れ塗り直しをしないといけませんがその分表面を削って直すことができる塗装です。薄い日焼け後であれば削って直すことができます。
なかなか受け入れづらいかもしれませんが、日焼け後も日々の生活の思い出として楽しむのが無垢材の良さでもあります。その上で、無垢材の床と天然素材のじゅうたんと一緒に家族の思い出と歴史を育んでいくことをおススメします。
下記のブログもぜひ参考にされてみて下さい。
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