ウールラグをお手入れする前に。汚れについての基礎知識

事務局で進行中のハグみじゅうたんお手入れ実験。

水拭き、セスキ炭酸ソーダ、テキスタイルクリーナー、塩、という手段で今の所やっていますが、今日は何故セスキ炭酸ソーダを試しているのかを通して、汚れについての基礎知識をお話ししたいと思います。

 

■ナチュラルクリーニングの強い味方、セスキ炭酸ソーダ、重曹。

IMG_4603セスキ炭酸ソーダ、テレビ等で取り上げられたからご存知の方も多いと思います。

まず、重曹はとても有名ですよね。
ナチュラルな素材なのに、しっかり磨けば洗浄力が高い。
無機物なので、界面活性剤よりも環境への負担が軽い。
そんな重曹より、水に溶けやすく使いやすいのがセスキ炭酸ソーダ。

重曹もセスキ炭酸ソーダも、得意な汚れは「酸性の汚れ」です。
油脂汚れ、たんぱく汚れ、血液、手垢、食べ物汚れ、等々。
逆に苦手なものが「アルカリ性の汚れ」です。
シンクの水あかや、トイレの汚れやニオイ等。

 

■酸性、中性、アルカリ性の関係性。

これは重曹やセスキ炭酸ソーダが「アルカリ性」だからです。
実は石鹸もアルカリ性。

汚れって基本的に、酸性・アルカリ性に傾いている物を、反対の性質のもので中和させて、水で流したりふきんでぬぐったりして取れるものです。

セスキ炭酸ソーダが苦手なアルカリ汚れには酸性のクエン酸が有効です。

そして、ハグみじゅうたん、ウールラグは、動物性タンパク質でできています。
タンパク質はアルカリに弱く、溶けてしまいます。
その為、石鹸や洗浄剤を普通に使ったら、肌触りがゴワゴワになってしまいます。
けれど日常で着く汚れはほとんどが酸性の汚れです。

アルカリ性だけど、そこまでアルカリが強くないセスキ炭酸ソーダでどこまで綺麗になるか・絨毯が痛まないかの実験も兼ねています。
今の所、擦って毛羽立つことはあっても、毛がゴワゴワと肌触りを損なう事もありません。

 

■物の性質を知ると、適切な対処ができる

タンパク質が溶けるから、ウールにはごく弱いアルカリ性洗浄剤か、中性洗剤が好ましい。
これを知っているのと知らないのとでは、単にセスキ炭酸ソーダを使えばいい、単にオシャレ着用洗剤を使えばいい、というのとは少し違ってくると思います。

物の性質を知っておけば、適切な対処ができ、物もちも良くなります。
これからも色んな物で汚して実験していきますが、汚すものの性質を少しでも伝えられるよう、実験を進めていきたいと思います!

水拭きお手入れで中性洗剤を使うのは、理由があります

「こういうもので汚したら、どうすればいいの?」と気になる物があれば是非お問い合わせください♪

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