二か月ほど前になりますが、私事で長野県の大平という所で、古民家の宿泊体験をして来ました。
今はもう廃村になってしまっているけれど、建物は当時のまま残っている貴重な村です。
自分達で薪を割って火を起こさないとごはんも炊けないお風呂も沸かせない、そんな暮らしを体験してきました。
火を起こすのも一苦労で、囲炉裏で薪を燃やすと煙が出て自分自身が燻されたり…笑
ごはんとお風呂の用意に時間がかかって、確かにこれは大変だなあと、文明のありがたさを実感すると同時に、不便な暮らしならではの楽しさも味わってきました。
とにかく空気がとても綺麗で、景色も綺麗で・・・
玄関も窓も全開にして、光と風を通して、木々が風にゆれてざわめく音や、川が流れる気配を感じながら、ただ何もせずに過ごすととても心地良かったのを今でも思い出せます。
ただ家にいるだけなのに、何もしていないのに、こんなに気持ち良いんだ、と何のストレスも感じずに安らぎのひと時を過ごす事ができました。
やっぱり自然には、癒しの力があるんだなあと実感しました。
自然は、どんな環境でも生息する条件さえ満たせばそこにただあります。
その生命力を感じさせる姿を五感で感じ取ることで、力をおすそ分けしてもらっているんでしょうか。
理屈をつけようと思えばいくらでもいえますが、ただとにかく、心地良くていつまでもここにいたいな、と確かに感じたのです。
自然の中で生きていた時代の暮らしをそのまま現代に取り入れる事は難しいですが、数えきれないくらいたくさんのヒントを得る事ができます。
一軒家だったら家の中からでも見れて、すぐ出れる位置で庭を作ったり。
マンション等だったら鉢植えや花瓶で緑を飾ったり。
ソファやラグ、肌に触れる家具や衣服、食器を自然素材のものにしたり。
季節の旬の食材を使った料理を味わったり。
ハンカチやネクタイ、ネイル、さりげないモチーフや色合いを季節と関連させてみたり…。
そんな風に楽しんでいくと、自然と通じ合う喜びのようなものを感じて、気付いた時にちょっといい気分になれたりします。
自然素材を取り入れて、自然を感じる、癒しのある暮らし方。とっても心地良くて、おすすめです！
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