毎日の暮らしに自然素材を取り入れるのに、ウールラグがおすすめです！

現代の建築やインテリアは、ずっと「モダンなのが良い」という流れでした。
ですが近年は、「ナチュラルな自然素材が良い」という流れが大きくなってきています。
今日は「自然素材を暮らしに取り入れる事」についてのお話です。

毎日の暮らしに自然素材を取り入れるのに、ウールラグがおすすめです！　目次

毎日過ごす住宅は、安らげる方が良い。
インテリアや建築と、健康の関係。
天井を張り替えるだけでも空気は良くなる
ラグやカーテンを自然素材にするだけでも違います！

■毎日過ごす住宅は、安らげる方が良い。

商業施設等、遊びに行ったり買物に行ったり刺激を受けにいくような場所は、コンクリートやガラス、リノリウム等人工素材を使った空間づくりが適しています。
毎日過ごす住宅は、見た目にオシャレだったりスタイリッシュだったりする事も重要ですが、やっぱり「リラックスできるかどうか」が大事ではないでしょうか？

リラックスできる空間。
木とか、コットンとか、ウールとか。
そういうあたたかみのある自然素材に囲まれた空間は、体がほっと安心して、ゆったりくつろぐことが出来ます。

リビングや寝室等、過ごす時間が長いお部屋は特に、床や天井が無垢の木材だったり、壁を珪藻土にしたりと、自然素材を取り入れた空間がおすすめです。

■インテリアや建築と、健康の関係。

住宅に自然素材を取り入れる事は、「なんとなくリラックスできるから」という気持ち的な所以外にも、「体に優しいから」という理由もあげられます。

たとえば、ビニールクロスってつまりプラスチックです。
湿気を吸ったり吐いたりできず、室内の湿度を適度に保つ効果がありません。
ビニールクロスをはると揮発性物質ももれなく一緒についてくる為、揮発しきるまでこまめな換気が必要になります。
この揮発性物質、正直あんまり体に良くありません。
化学物質に敏感な方にとっては、思わぬ刺激になる事も。
木材を粉砕して、接着剤などで貼りあわせてつくるような合板のフローリング等にも、こうした揮発性物質は含まれています。

これがもしも無垢の木材や珪藻土であれば。
呼吸をしている為、部屋の湿気を適度に調整してくれて、快適に過ごせます。
揮発性物質に悩まされるどころか、木の香りが残っていれば、むしろ良い香りを楽しむこともできます。
体に与える刺激が違うどころか、癒してくれるんですよね。
長時間過ごす空間だからこそ、エネルギーをチャージする場所だからこそ、体に優しい素材である事はとても大事なんです。

■天井を張り替えるだけでも空気は良くなる

そしてこれは、知りあいの建築家の方に聞いた話なのですが…
現代の住宅で手っ取り早く部屋の空気を良くするには、「天井を天然木に張り替える」と良いんですって！

何故床でも壁でもなく天井なのか、というと。
床や壁の場合は家具を置いていたりして、物をどかしたりするのに手間がかかるけれど、天井は照明くらいで手間が少ないから。
また、部屋に対しての表面積が大きい為、天井を張り替えるだけで空気の良さがだいぶ変わるから。
という理由があるそうです。

壁をはがして珪藻土を塗ったり、床を天然木に張り替えることも有効ですが、実際は予算や時間の兼ね合いがありますよね。
そんな中、優先的に選ぶなら天井が良いのだとか。
その話を聴いてから、まとまったお金ができたら真っ先に天井を張り替えよう！　と私は心に決めました。笑

■ラグやカーテンを自然素材にするだけでも違います！

また、そんな風にリフォームをする前にできることもあります。
家具を自然素材のものに替えるだけでも、ずいぶん違います。
その中でも、ラグやカーテンは買い換えやすい為、思い切って自然素材にする事がおすすめです！

ラグも中々表面積が広く、座ったり寝転がったり体に密接に触れるもの。
そんなラグを自然素材のものにするだけでも、お部屋の空気感って変わってきます。
私は合板のフローリングにビニールクロスのお部屋ですが、ハグみじゅうたんを一枚敷いただけで、お部屋の雰囲気がガラッと変わったんです。
天然ウールの風合いが、存在感がありつつも主張しすぎず、本当に心地良いんです。

また、ウールは埃や有害物質をキャッチして、舞い上がらせない機能も持っています。
不思議な事に、一度有害物質を吸着させると、再放出させないんですって。
つまり、揮発性物質を軽減させてくれることが期待できます。

ウールに空気を綺麗にする効果があることは昔から知られていて、30年間有害物質を吸着させ続けたウールを燃やす実験をニュージーランドの会社がした所、有害物質は放出されなかったそうです。
自然素材には、まだまだ知らない不思議な力があるんですね。