玄関マットは「お家の顔」となるインテリアの一つです。
そのため、自分がこれだ!と気に入ったものを使いたいですよね。
素材やデザイン、機能面など選ぶポイントがいくつかありますが、今回は「ウールの玄関マット」について詳しくご紹介していきます。
それでは早速、玄関マットの役割についてみていきましょう。
目次
ウールの玄関マットのもつ役割
玄関マットの持つ役割はいくつかあります。
その中でも特に注目したい点は、「ウールの玄関マットを敷くことで、玄関先からお部屋の中まで汚れにくくなる」ことです。
その理由は一体何でしょうか。
一つに、絨毯には部屋内のチリやホコリをおさえつける役割があります。
玄関マットにも同じように、外からの砂埃や花粉をおさえつけてくれる役割があるのです。
一般的には、その根拠を示すものとして科学的にも解明されている効果である「ダストポケット効果」というものがあります。
実際に日本カーペット工業組合様が検証された結果がこちらです。
この検証結果から、リビングに絨毯を敷いた場合、何も敷いていない場合のハウスダスト量と比べ約10分の1という大きな効果が示されています。
このことから、絨毯を敷くことで空気中は常に清潔を保つことができ、玄関マットを敷くことで同じ効果が得られるのです。
またこれは、玄関マットを敷くことでアレルギーや花粉症の予防に繋がります。
なぜなら玄関マットのおかげで、お部屋の中へチリやホコリの侵入をある程度防いでくれるからです。
加えて玄関マットがダストポケット効果により空気中のホコリなどをおさえつけてくれることで、玄関マットさえ清潔にしておけばそれだけでお手入れは完了。
お手入れはとっても簡単です。
そんな役割を持っている玄関マット。
その中でもウールのハグみじゅうたんが良い理由は一体何でしょうか。
続けてみていきましょう。
玄関マットにウール素材が良い理由
1. 汚れにくいウールの構造
ウールは人間の毛髪のような構造をしており、画像のようになっています。

ウールの構造
上質なウールの特徴として、水気をはじきやすい表皮と湿気を吸い込む皮膚部が存在し、そこにウールが汚れにくい秘密があります。
「表皮は水気をはじきやすい」
水気をはじきやすいということは、ウールは水分を浸透させにくい性質だということです。
絨毯をご使用になる中で、飲み物をこぼしてしまった…というお話をよく耳にします。
綿や化学繊維などのように、水分が浸透しやすいと水分を掬い上げることはおろか色素も取りにくくなり”シミ”となって残ってしまいます。
玄関マットもキレイな状態で長く使いたい…と誰しも考えていますので、汚れがついてしまうとショックですよね。
一方、ウールで水気をはじきやすいハグみじゅうたんは水分をはじき、一定時間表面にとどめてくれます。
その間に対処をしていただくと、簡単に拭き取ることができるのです。
ハグみじゅうたんは、ウールを使って目を詰め織り上げている事から表面張力も加わり、浸透しにくい特徴があります。

ハグみじゅうたんの織りはとても目が詰まっています
玄関マットに飲み物をこぼすことは少ないですが、外から雨水が入ってしまったら、床が濡れてしまって対処が大変ですよね。
玄関マットがあれば床を濡らす心配もありませんし、ハグみじゅうたんであれば、水気がすぐには浸透しないため対処が楽ちんです。
2. ウールの玄関マットは静電気の発生が少ない
天然素材のウールは「静電気の発生が少ない」特徴があります。
ウールのセーターを想像すると意外と思われるでしょう。
静電気は、水分を保持していない素材で起こりやすい特徴があり、玄関マットの素材でいうと化学繊維のものが概ね当てはまります。
静電気によって玄関マットにホコリやチリが集まることを理解したうえで、お掃除をしている状況をイメージしてみてください。
静電気を起こしやすい化学繊維の玄関マットと、静電気を起こしやすい掃除機のヘッドが触れ合った時に大きな静電気が発生します。

化学繊維のラグ
せっかく玄関マットを掃除しても、きれいにとれていないのはその為です。
一方、ウールは水分含有率が高い素材です。
決して0ではありませんが、ウールには静電気が起こりにくい特徴があります。
玄関マットにホコリやチリが付着しにくく、付着したとしても掃除機で吸い取りやすいことから、お手入れが楽というわけです。
3 . ウールの遊び毛が出ることにより細かい汚れを取ってくれる
ウール製品には【遊び毛】が出る、目立つといった特徴があります。
遊び毛とは、簡潔に言えばウールの綿埃のようなものです。

ウールの遊び毛
撚り切れなかったウールの短い繊維が集まり、遊び毛として玄関マットの表面に出てきます。
遊び毛が出る…ということをデメリットとして捉えられる方が多いのですが、ウールの遊び毛はとっても優秀なお掃除屋さんなのです。
それは、ウールの遊び毛には【目に見えない小さな汚れやチリを一緒に絡めとる】機能があるからです。
一見は百聞に如かず、実際に遊び毛の写真をご覧ください。

ウールの遊び毛
こちらがハグみじゅうたんの玄関マットから取った遊び毛の写真です。ふわふわした綿埃がウールの遊び毛です。
ウールに紛れて小さな木くずや、土埃が紛れているのが分かります。遊び毛が、その他玄関マットの汚れを一緒に絡め表面に排出してくれるのです。
そのおかげで玄関マットは常に清潔を保てるというわけです。
すなわちウールの玄関マットの遊び毛はデメリットではなく、大きなメリットになります。
世の中にはご自宅でジャブジャブと洗濯できる玄関マットがありますが、ウールのハグみじゅうたんはご自宅でのお洗濯は推奨していません。
ご自宅で汚れを洗い流せるのは一つのメリットですが、その反面汚れがつきやすいことも事実です。汚れにくいハグみじゅうたんなら、特に気になる汚れ等がなければ基本的にはクリーニングに出していただかなくて大丈夫です。
洗濯の手間もかからないのであれば、それに越したことはありませんよね。
ハグみじゅうたんのグループ会社で【キヨラカ】というクリーニングを行っていますので、興味がある方は是非ご覧ください。
上記のように繊維として優等生であるウールですが、上質なウールは汚れにくいだけではなく『快適さ』も備わっているのです。
次は、ハグみじゅうたんがなぜ快適と感じていただけるのかご紹介していきます。
ハグみじゅうたんは機能的で快適
ハグみじゅうたんには「快適」だと感じられる特徴があります。
それが、【調湿効果】です。
調湿効果とはお部屋を一定の湿度に保とうとする力です。
ウールは60%の湿度を保とうとする特性があるので、ウールは天然の調湿器というわけです。
湿度が60%の状態の時、人間は一番「快適」だと感じるのだそうです。羊も人間と同じように60%の湿度を好む動物なんですね。
だからこそ玄関にハグみじゅうたんを敷いておくことで、自然と玄関の湿度を調整し快適な湿度を保ってくれるということになります。
そこで、私達も本当にその効果があるのかを目で確かめるため、ある検証をしてみました。

左側がフローリングのみ 右側がフローリングの上にウールラグ(ハグみじゅうたん)を敷いたもの
写真をご覧いただくと分かるように、2つの水槽を用意しました。
1つ目の水槽(A)の中身です。
・ウレタン塗装を施したフローリング
・一定量の熱湯を入れたビーカー
・温湿度計
2つ目の水槽(B)の中身です。
・ウレタン塗装を施したフローリング
・ハグみじゅうたん
・一定量の熱湯を入れたビーカー
・温湿度計
2つの違いはハグみじゅうたんが有るか無いかの一点だけです。
この状態で、1時間様子を見てみました。
結果はじゅうたんを敷いた水槽の方が、結露もなく湿度も低い状態を示していました。
ウールが湿気を吸い、水槽内の湿度調整をしていることが実証されました。
実はこの湿度調整があるからこそ、ハグみじゅうたんは1年間快適にお使いいただけるのです。
ウール製品と聞くと、多くの方はメリノウールなどを用いたセーターや、ブランケットなど温かいイメージがあります。
しかしながら、夏場こそハグみじゅうたんを使って頂きたいのです!
とはいえ、そのようにご紹介してもなかなか信用していただけません。
夏の暑さの原因は、気温ももちろんありますが湿気が大きく影響しています。
皆さんも一度は経験したことがあるので、想像してみてください。ジメッとした日とカラッと乾燥した日では、体感温度に違いがありませんか。
参考例でいえば、サウナとミストサウナが分かりやすいですね。
湿気の有無で体感温度は大きく異なります。
ハグみじゅうたんを敷くと、玄関の湿度を調整してくれるので、カビの繁殖防止にも繋がります。
玄関マットの素材を変えるだけで、健康にも環境にも配慮が出来て暮らしが豊かになるってすごいと思いませんか!?
そんなハグみじゅうたん。
ウールの絨毯は機械でも作れますが、ハグみじゅうたんはあえて手仕事に拘りナチュラルな風合いを大事にしながら織り上げています。

次は、そんな”ナチュラル”な風合いと手仕事の良さについてご紹介させていただきます。
手仕事だからこそナチュラルな風合いを引き立たせてくれる
前述したように、手仕事で織り上げられたじゅうたんは機械織りの絨毯と一線を画しています。
ハグみじゅうたんが人の手で織り上げるからこそ、手仕事の温かみが感じられるのがその一つです。
機械で織り上げたじゅうたんは、様々な意味で『きっちり』しています。直線も狂いが無く同じ商品で量産ができ、ほぼ同一の商品が織り上げられます。
ただ、やはり機械で製品が作られるため天然繊維だとしてもどこか人工的な感じがしてしまいます。
手仕事で織り上げられたウールの絨毯は、同一製品でもムラ感や彩の差など【手仕事】だからこそ感じられる部分が多くあります。

一目一目手織りで織られた玄関マット
それはハグみじゅうたんだけではなく、アートギャッベや他メーカーのじゅうたんも含め、手仕事じゅうたんがそうだと言えます。
その中で日本の住宅にあわせて織り上げているハグみじゅうたんは、使い心地やデザイン面で秀でている部分があります。
ハグみじゅうたんならではの「~らしさ」があるからこそ、多くの方々からご支持を頂いていると感じます。
昨今のインテリアは同様に自然素材が使用された手仕事の商品が増えています。
近年では自然素材の建具や壁材を使った住宅も多くなってきました。
10年前は特別だった無垢の床材なども、標準仕様で取り入れられているメーカーもあるほどです。
環境や健康に負担をかけないといった目的もある中で、人々の根本には自然素材を求める気持ちがあるのだと感じています。
ご自宅の顔である玄関口に、ハグみじゅうたんの玄関マットを敷くことで機能面だけではない手仕事の温かみを加えてみませんか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ウール素材の玄関マット、その中でもハグみじゅうたんには以下の特徴がありました。
1. 汚れに強い
2. 快適に過ごせる
3. 手仕事の良さを引き立たせてくれる
以上3点から玄関マットを選ばれる際は、ぜひ天然素材ウールの玄関マット「ハグみじゅうたん」をおすすめします。
このブログを読んでいただいて、ハグみじゅうたんに少しでも興味が湧いてくだされば幸いです。
ハグみじゅうたんは玄関マットだけではなく、リビング・キッチンマット・ベッドサイド等、様々なシーンで活用いただけるようにサイズも豊富に取り揃えています。
ご購入いただいたお客様からいただいた生の声も、HP上に発信させていただいているので、是非ご覧になってみてくださいね。
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