ハグみじゅうたんは、コンセプトである「安心・安全に心地よく使える上質なじゅうたん」をつくるために、たくさんの工夫を重ね、自然素材の上質な「羊毛」と職人さんの手仕事にこだわっています。
今回は羊毛という素晴らしい素材を提供してくれる「羊」さんのことや、「手仕事」についてお話したいと思います。
天然の羊毛と手仕事のものづくり 目次
- 羊という動物について
- 手仕事のものづくりと受け継がれるストーリー
- 世界の手仕事の動物たち
- 天然の羊毛と手仕事のものづくり まとめ
羊という動物について
遠い昔から、人は羊の乳を飲み、肉を食べ、毛皮を身にまとい、やがて羊毛を使って生活用具や織物をつくり、幅広く活用するようになりました。羊が家畜として飼育されるようになったのは、なんと古代メソポタミアの時代なのだそうです。
羊はとても穏やかで従順な動物です。草だけを食べる完全な草食動物で、あまり単独行動はせず、常に群れで行動することから、風水では、「人脈」の象徴と捉えられるそうです。
ひつじは、十二支では「未」と書きます。風水上の方角は南南西を表し、「母なる大地」を意味しています。「子供を生み育てる母」というイメージもあり、羊毛製品は出産祝いの贈り物として選ばれることも多いようです。
また、羊の毛に含まれる「ラノリン」という脂は保湿効果がとても高く、保湿クリームとして授乳後のケアにもよく使われています。
たくさんの自然の恵みを分け与えてくれる羊。
資源である羊毛を大切にすることも、出来上がった羊毛製品を大切に長く使うことも、羊への感謝の表し方のひとつかもしれません。
手仕事のものづくりと受け継がれるストーリー
ハグみじゅうたんを選んでくださったお客様には、お子さまの誕生がきっかけで自然素材のものを選ぶようになったという方が多数いらっしゃいます。
「自然素材を使って丁寧に手仕事で作られたものを子どもと一緒に使っていきたい」そんな思いを持つ方に選んでいただけることはとても光栄なことです。
もともと、ハグみじゅうたんは子どもを思うあるお母さんの言葉からはじまったじゅうたんです。
▽ハグみじゅうたん誕生のきっかけ ハグみ物語はこちら
手しごとじゅうたんができるまで ~ハグみ物語~
ハグみじゅうたんは上質な素材にこだわるだけでなく、手間のかかる「手仕事」の工程を大切にしているのは理由があります。
それは、手仕事に温もりがあるというだけでなく、「受け継いでいけるもの」になっていくからです。
大量に生産される製品がすべて使い捨てというわけではありません。ですが、職人さんが手仕事で丁寧に作ったものは、丈夫で、長く使うことができるものが多く、愛着を持って使うことができます。モノがあふれる今の時代に、気に入った一つのものを、大切にお手入れしながら使い続けることには大きな意味があります。
人間とモノとの関わりは、生活を便利にしてくれたり、ストレスを少なくするだけではありません。日々の暮らしを豊かにしてくれたり、見るだけで癒されたり、触れるだけでほっとできたりという、感覚的なもの、感性や感情にも大きく影響すると思うのです。
受け継がれていくストーリーは、1つのものを長く使うことから育っていきます。
お母さんが気に入って使っていた真珠のネックレス
おじいちゃんが大切にしていたパイプ
ずっと研ぎながら使い続けている包丁・・・
我が家にも、祖母が大切にずっと使っていた「日傘」があります。とてもしっかりしたつくりをしていて、丁寧に作られたことがわかります。
祖母は私が物心ついたころには寝たきりになり、幼少のうちに亡くなりました。ですから、祖母との思い出はそれほど多くはありません。でも、この日傘を眺めていると、大正に生まれ、激動の時代に生きた祖母がどんな暮らしをしてきたのだろう、と思いを馳せることができるのです。
ハグみじゅうたんも、そんな風に大切に受け継がれていく絨毯に育ってほしいと願っています。
たとえば、誕生をきっかけに使いはじめたハグみじゅうたん・・・
成長して独り立ちしようというお子さんが
「あのハグみじゅうたん、持って行きたいからちょうだい」
と言ってもらえたら、最高に嬉しいです!
世界の手仕事の動物たち
手仕事といえば、ハグみじゅうたん展やハグみじゅうたんの一部お取り扱い店舗様で見ることのできる「羊」もそのひとつ。東欧エストニア生まれのかわいい置物です。
このエストニアの羊は、マスコット的な存在として、ハグみじゅうたんの発売当初から活躍してくれています。
エストニアの羊
この羊さん、エストニアのサーレマー島という島で、職人さんがひとつずつ、手仕事で作っています。
「羊はサーレマー島の象徴 家庭や温かさ、愛情などをイメージさせてくれる動物」
エストニアの多くの家庭では、子どもたちの傍らにこの羊さんがいるのかもしれませんね。
世界で愛される手仕事の動物、他にもあります。
スウェーデンのダーラヘスト(ダーラナホース)
北欧スウェーデンの民芸品 ダーラヘスト(ダーラナホース)は、スウェーデン人の「心のふるさと」と言われるダーラナ地方で生まれた木彫りの馬。職人さんが手作りで作っているため、彫り方もデザインも全く同じものはないという、愛らしい馬です。
重い木材を運んだり、畑仕事の手伝いをしてくれる馬は、昔からダーラナ地方の人たちの生活にとって、大切なかけがえのない存在だったそうです。
今も、幸せを運んできてくれる縁起物の馬として世界中の人に愛されています。
北欧雑貨を扱うショップなどでも良く見かけますね。
会津の赤べこ
日本では、会津地方の「赤べこ」が有名です。「べこ」は牛のこと。子どもの健やかな成長を願う郷土玩具として今も受け継がれています。
身近な素材を使い、手仕事でつくられた素朴なおもちゃは、子どもの感性を育み、思い出とともに、愛着の持てる存在となっていくのだと思います。
子どもを思う親の気持ちに、国の違いはないんですよね。
playlist_add_check天然の羊毛と手仕事のものづくり まとめ
羊は古くから人の生活と深く関わり、たくさんの恵をもたらしてきた
手仕事で丁寧につくられた上質なものは受け継がれていく
手仕事と自然素材には子どもの感情や感性を育む力がある
おもちゃに限らず、子どもたちがふれるもの、感じるものはすべて、子どもの感覚が成長する力の素となります。
手仕事は、もののなりたちを教えてくれます。ハグみじゅうたんは、そんな手仕事の素晴らしさを、じゅうたんを通して伝えていきたいと思っています。
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