カラフルな縞模様……
実はこれ、ハグみじゅうたんが積み重なってる所を横から撮ったものなんです。
色とりどりで、パッと見たらラグには見えないですよね~!
このななめの縞模様は、絨毯のはじっこ、縁のかがりです。色はラグと合わせているんですが、この縞模様がさり気なくかわいくて、個人的に好きなポイントのひとつです♪
このかがりの部分。機械織りのラグに比べるとほつれやすく、「修理できますか?」とお客様からお問い合わせをいただく事もあります。
どうしてほつれてしまうのでしょう?
実はハグみじゅうたんに限らず、「手織りの絨毯」ではよくある事なんです。
機械織りの絨毯であれば、ほつれないように一辺一辺をガッチリ補強するように処理できます。
手織りの、手仕事の絨毯の場合、作業するのは人の手です。絨毯の一辺をまかなえる程の長い糸では、ひと縫いひと縫いの作業ができなくなってしまいます。その為、ある程度の長さの糸を重ねてかがっていきます。
その糸が変わる境目で、糸の頭が飛び出てくる事があるのです。これが「縁のかがりのほつれ」の正体なのです!
この「縁のかがりのほつれ」は「手織り絨毯の特性のひとつ」ですので、ハグみじゅうたんでは保証対象外になります……。
お手数ですが、お客様ご自身でお手入れしていただき、使っていただくようにお願いをしております。
肝心のお手入れの仕方、直し方ですが……実はとっても簡単。
「針」を使って直します。
これはプロ用の補修針ですが、つまようじ等細くて先の鋭い物でも大丈夫です。
針を使って、飛び出た糸を、隣の所にもぐしこむだけなんです。
ぴょんと飛び出たこの糸も、もぐしてあげれば……
きれいになります!
かがりのほつれは、絨毯として使う上では問題ない事なのですが、化学繊維のラグや、機械織りのラグを使ってきた方にとっては、手織り絨毯独特のかがりのほつれに驚かれるかもしれません。
絨毯の本場である中央アジアや欧米では、絨毯は土足で使うものなので、細かい所は気にしないおおらかな所があるのもひとつの理由かもしれません。
ハグみじゅうたんを作っていただいている海外の工場も、日本人と比べるととっても大らか。価値観をすり合わせながら、より良い商品を作ろうと奮闘しております。
お手間かもしれませんが、ほつれてしまった所を見つけたら、お手入れをしながら使い込んでいただければ幸いです。
機械で作った工業製品のように、100%完璧・均質というわけにはいきません。
手織り絨毯だからこそ、お手入れをしながら長く使い込んだ先で、ハグみじゅうたんの風合いや表情。使う私達の愛着や感受性を、大切に育んでいただければ……幸いです。
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