絨毯と合わせて使ってほしい【滑り止め】とその効果

投稿日:2021年3月15日 更新日:2024年4月16日|絨毯・ラグ・玄関マットの基礎知識

「絨毯を使っていて、滑ると感じる」
恐らくそんな方が一定数いらっしゃるのではないでしょうか。
リラックスして過ごすために絨毯を敷いたのに、動いたり座ったりする度にずれてしまうとなっては不便に感じますよね。

小さなお子様やペットを飼われている方にとっては滑って転んでしまうことも心配要素の1つです。

そんな悩みを解決できるアイテムは絨毯用の滑り止めです。

今回は、滑り止めの効果やその種類そしてお手入れの方法までお伝えしていきます。
絨毯メーカーのスタッフがおすすめしたい滑り止めも併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
こちらのブログを参考に滑り止めを選ぶことでご自宅で快適にそして安心して過ごせるようになるはずです。

まずは絨毯向けの滑り止めにはどんな効果があるのか、こちらからお伝えしていきましょう。

 

滑り止めの使用効果

では滑り止めの効果について改めてご紹介していきます。実は滑り止めにはマットのずれ防止以外の効果もあるのですよ。
その効果として以下の3点が主に挙げられます。

①じゅうたんのずれ防止
②じゅうたんのヨレやゆがみの防止につながる
また種類によっては足腰の負担軽減、冷えを防ぐという効果もございます。

1つ目はずれの防止です。
絨毯が滑ってしまうのを防ぐことで元気いっぱいに遊ぶお子様やペットの転倒防止につながります。

2つ目がヨレやゆがみの防止です。
絨毯の中には重い家具を載せたまま動かすなど、横方向に強く引っ張られると、歪んでしまう可能性があるものがございます。
また滑った時の摩擦でも少しづつですが絨毯に負荷がかかっていくことがあるのです。
ズレを抑えることで結果的に絨毯の歪み防止になり、良い状態で長くお使いいただくことにもつながります。

3つ目は足腰の負担や冷えを防ぐという点です。
これは厚みのあるタイプの滑り止め、例えば床とじゅうたんの間に敷くシートタイプの滑り止めなどがあげられます。
どの滑り止めにも当てはまるわけではなく、薄手の滑り止めやテープタイプなど部分的に使用するタイプだとこの点での効果はあまり期待が出来ないでしょう。
もともと冷えや負担から体を守る為にも絨毯は一役かってくれますが、更に滑り止めをプラスして使うことでよりその効果が増す期待ができます。

このように滑り止めはズレ防止だけではない、様々な効果があるのです。
では次は滑り止めの種類とその特徴について紹介していきます。

 

絨毯用滑り止めの種類と特徴

さて絨毯用の滑り止めですが、ホームセンターや百均に行くと沢山の種類がありますよね。
「滑り止めといっても、どれを選べば良いのか分からない」
「調べていくうちに何がいいか分からなくなってきた」
沢山種類があるとこのようなお悩みがつきものです。滑り止めには、細長いテープタイプのもの、じゅうたんとの間に挟んで敷くシート状のものなど本当に沢山の種類があります。

絨毯用の滑り止めの形状は以下のようなものが主にございます。
・両面テープタイプ
・吸着タイプ
・シートタイプ
 

主に販売されている3つの滑り止めをご紹介

 

1.両面テープ

両面テープタイプの滑り止め
・お好みの長さに切って使用できる。
・絨毯と床を接着させるため、しっかりと絨毯を固定できる。
・1度テープを剥ぐと粘着力が落ちる為使い切りの場合が多い。

 

2.吸着タイプ

吸着タイプの滑り止め

・絨毯に貼り付けるタイプのもの、床に接する面には吸着素材を使っている。
・ラグと一緒に洗濯できるタイプのものもある。
・四隅に貼り付けるだけなど取付が簡単。

 

3.シートタイプ


・洗って繰り返し使えるものが多い。
・カットしてサイズ調整できるものが多い。
・厚手のものはクッション性の効果も期待できる。

また、家にあるものの中で代用としてサランラップも滑り止めの効果がございます。
長期間の効果は見込めませんがラップを長く出し重ねるようにして畳むだけで大丈夫なので応急処置としてはオススメの対策です。

両面テープタイプのように絨毯と床の接着が強力なものほど、ずれが生じにくく転倒や怪我防止の効果は高いです。
その点剥ぐときにシールの跡がついてしまうといったことも考えられるため、賃貸のお部屋にお住まいの方や無垢の床をご使用の方は注意してお使いください。
※洗濯可能なタイプもございますのでご購入の際に説明書をお読みください。

一方で絨毯の下敷きのように使うシートタイプは両面テープタイプのものと比べると滑り止め効果は強くはないです。
しかしながら、繰り返し洗って使えるタイプやクッション性もあるタイプも多くあります。
長く使え、そしてズレ防止以外の効果もあると考えるとコスパの良いタイプと言えるのではないでしょうか。

ここまでで、様々な滑り止めがあることがわかりました。
そんな中でも特にオススメしたい滑り止めをご紹介します。

 

おすすめの滑り止め

では、早速オススメしたい滑り止めをご紹介を致します。

それは…
フェルトタイプの滑り止めシートです。

フェルトタイプ滑り止めシート

フェルトタイプ滑り止めシート


何故フェルトタイプなのか、その理由について理由としては主に2つございます。

①通気性が良く、床やじゅうたんにとって優しい素材だから
②手洗いが出来、繰り返し長く使えるから

①まず通気性が良く、絨毯と床に優しい点についてです。
絨毯の中には、素材の良さを生かすため敢えて滑り止め加工をしていないものがあります。
例えば、ウールといった調湿効果のある素材でできたじゅうたんは裏地をつけないことで空気の通りが良くなり素材の良さが生きてきます。
フェルトタイプの滑り止めも通気性の良い造りになっているため、滑り止めの中でも比較的絨毯にストレスのかからない素材になっているのです。

また塩化ビニールなど合成樹脂タイプの滑り止めは熱可塑性(ねつかそせい)といい熱が加わると柔らかくなるという特徴を持ったものが多くあります。
滑り止めも同じようなことが言え、特に床暖房などで熱が加わると素材の一部が溶けてしまい、床にべたつきが残ってしまう場合もございます。
フェルトタイプですと、その点樹脂の付着といったトラブルを抑えることができますので、床にも絨毯にも優しい素材だといえるのです。

②次はお手入れしながら、繰り返し使える点です。
使っていくうちに、ホコリやチリといった汚れがついてきて気になってきた…そんな時でもぬるま湯で(洗剤は使用せず)手洗いいただくことで繰り返しお使いいただけます。
期間としては約半年~2年ほどです。※ご使用の環境によって異なります。

 

まとめ

このようにフェルトタイプの滑り止めはズレを抑えるのに加えて「絨毯や床を汚しにくく通気性が良い」「簡単なお手入れで繰り返し使える」といった利点があります。

滑り止めとしてのズレ防止効果だけではなく、使い心地や便利さにおいても優秀な素材であるため、長く快適に使っていけるという側面もあるのです。
そのため筆者はフェルトタイプの滑り止めをおすすめしております。

滑り止めには沢山の種類がありますが、ズレ防止以外の強みも観点に入れて選ぶと暮らしにあったものが選べますよ。

ちなみにフェルトタイプの滑り止めは弊社のオンラインショップでもご購入いただくことが可能です。
こちらから↓↓

ハグみじゅうたん公式HP掲載 フェルトタイプの滑り止め

気になった方はぜひご覧になってみてくださいね。

 

【ハグみじゅうたん オンラインショップ】

肌ざわりの良い自然素材ウールのじゅうたんで『おうち時間、もっと快適』

ハグみじゅうたん - ロハスな手仕事ラグ 天然ウール素材の絨毯・カーペット

この記事をシェアする

forum お問い合わせはこちら

ご不明点などございましたら、ハグみじゅうたん事務局までお問い合わせください。
------------------------------------------------------
【ハグみじゅうたん】事務局
TEL: 0250-22-0606
------------------------------------------------------