今回はラグ・絨毯・カーペットの節電効果についてお話します。
前回のブログでは、ラグや絨毯の「接触温熱感」(温かさ)についてご紹介しました。
【なぜウールのラグや絨毯は冬でも裸足で歩けるのか?】
皆さん、『ウォームビズ』ってご存知ですか?
『クールビズ』は聞いたことはあるけど・・・とい方が多いと思います。
この『ウォームビズ』を意識することで、節電・節約にも繋がるのです!
そして、その節電・節約術の一つとして、実はラグや絨毯に大きな役割があるのです。
- 『ウォームビズ』とは?
- 家の断熱状況について
- カーペットとカーテンの断熱効果
『ウォームビズ』とは?
『ウォームビズ』とは、暖房時の室温を20℃にして快適に過ごすライフスタイルのこと。
環境省では、平成17年度から冬期の地球温暖化対策のひとつとして、 暖房時の室温を20℃にして快適に過ごすライフスタイルを推奨する『WARM BIZ』(ウォームビズ)を呼びかけているそうです。
この『ウォームビズ』を意識することで、節電・節約にもなるのです。
ちなみに、エアコンの設定温度を見直すことによる省エネや節電の効果は、夏の冷房と冬の暖房ではどちらが大きいと思いますか?
資源エネルギー庁が発行している省エネ性能カタログ2016年夏版によると、 夏の冷房時の設定温度を1℃上げた場合、年間で30.24kWhの省エネ、約820円の電気代が節約できるとされています。
一方で、冬の暖房時の室温を1℃下げた場合、年間で53.08kWhの省エネ、約1430円の電気代が節約できるとされており、 省エネ効果・節約効果ともに冬の暖房時の方が大きくなるのです。
※環境省「WARM BIZ」/「ウォームビズ」ぽかぽかゼミナール PART2 エアコン暖房の省エネ・節約術より
同じく、資源エネルギー庁のHP、『住宅による省エネ』によると、家庭のエネルギー消費の約30%を占めているのは冷暖房とのことです。これは無視できませんね・・・。
そこで、冬に重要となるのが温まった熱を外に逃がさないようにすることです。
次は、そのお家の断熱状況を見てみましょう!
家の断熱状況について
次の図は、断熱性能のある住宅で、冬と夏で熱が逃げやすいところと、入ってきやすいところとその割合を表したものです。
上記資料:資源エネルギー庁のHP 住宅による省エネ より
冬は、窓から48%、床から10%も熱が逃げていくことが分かります。
これを少しでも軽減するために、窓にはカーテンをつけ、床には断熱性の高いラグや絨毯を敷くことが環境省でもおすすめされています。
※その他の省エネ・節約術もこちらで紹介されています!
環境省「WARM BIZ」/「ウォームビズ」ぽかぽかゼミナール PART2 エアコン暖房の省エネ・節約術より
では、本当に効果があるかでしょうか?
次に、カーペットとカーテンの断熱効果をシュミレーションしたものがありますのでご紹介します!
カーペットとカーテンの断熱効果
カーテンとカーペットの組み合わせを変えることで、それぞれの場合の断熱性能をシュミレーションしたものです。
上記資料:日本カーペット工業組合「新・カーペットはすばらしい」より
少しわかりにくいかもしれませんが、熱抵抗R(㎡K/W)の数値に注目してみてください。
この熱抵抗Rは、各部材の「熱の伝えにくさ」を表しており、数値が大きい程、断熱性能が優れていることになります。つまり、窓には天井付けのカーテンを2重に付け、床は厚みのある絨毯を敷くことで、お家の中の熱が逃げにくくなると言えます。
加えて、【ウール】は繊維の中でも断熱性が高く、冬には乾燥しがちなお部屋の湿度の調節もしてくれるので、おすすめです!
なぜ、ウールが断熱性があるのかもこちらで紹介しています。
是非、ご覧になってみて下さい!
【ウールのラグは、断熱効果抜群なんです】
【ハグみじゅうたん オンラインショップ】
肌ざわりの良い自然素材ウールのじゅうたんで『おうち時間、もっと快適』