ハグみじゅうたんの「個性」と「表情」③ ウールラグ

ハグみじゅうたんの「個性」と「表情」の第3弾。手仕事に拘ったハグみじゅうたんは、もちろん織りも手仕事で織り上げます。
本日は、どのようにハグみじゅうたんが織られているのかをご紹介していきます。

前回のブログをご覧になっていない方は下のブログからチェックしてください!

ハグみじゅうたんの「個性」と「表情」②　ウールラグ
https://lohas-rug.com/rug-life/lohas/hagumi-kosei-hyouzyou2

目次：ハグみじゅうたんの「個性」と「表情」③　ウールラグ

①糸や色の「個性」と「表情」が与える色彩の豊かさ
②手仕事の風景

①糸や色の「個性」と「表情」が与える色彩の豊かさ

前回のブログでもお伝えしている通り、天然のウールでできた糸を染めることは大変な作業です。
しかし、その糸一本ずつの個性がハグみじゅうたんの綺麗な濃淡を生み出したり、じゅうたん一枚一枚に豊かな表情を与えてくれます。

ハグみじゅうたんは、色・柄・サイズは規格として決まっています。
しかし、ハグみじゅうたんはそれぞれが一点モノのじゅうたんです。

ハグみじゅうたんは、化学繊維でできた同じ太さの糸を精密な工場でまったく同じに染め上げ、全て同じ色柄、サイズで作っているわけではありません。
人の手で作り上げた手仕事の温かみと、天然素材の特性を活かした「個性」と「表情」。
それこそがハグみじゅうたんの特徴と考え、私たちは大切にしています。

ハグみじゅうたんにある「個性」や「表情」が一点モノの証。使い込むことによってより愛着がわいてきます。

無垢材の家具の木目が違うように、ハグみじゅうたの「個性」や「表情」を楽しんでいただけると嬉しいです。

②手仕事の風景

ハグみじゅうたんは、どのように織られているのでしょうか。実際に現地の写真と共にご紹介していきます。

手機織り機で織られている「てざわりシリーズ」の風景です。

まずは、糸のセッティングから。
沢山の糸をぐるぐると織り機にセットしていきます。糸のセットの並び方によって柄の出方が決まります。
色糸を沢山使えば、その分織り機にセットする時間など手間暇が多くかかります。セットするのも一苦労。

見えない地の糸(経糸)を織り機にセットし、いよいよ手機織り機を使います。
ハグみじゅうたんは、織りの目が詰まっているので地の糸(経糸)のセットも多く、それをセットするだけでも気が狂いそうです。

手機織り機を使っていると言っても、昔ながらの織り機を使用しています。その為。モーターなども使用せず「ガシャン、ガシャン」と人の手の力で織り上げています。
手仕事の為、この織る作業は力が強い男性の仕事。男性が力強く織り上げるからこそ目が詰まり、じゅうたんの中までゴミが入りににくくなり、丈夫なじゅうたんにしあがります。

この人の持つそれぞれの力強さや、色糸の状態によってもじゅうたん一枚一枚に「個性」と「表情」が生まれます。

上の写真を見てもわかるように、色のちがいや柄の入り方に違いがあることが分かります。
この表情こそが、ハグみじゅうたんの特長でもあります。

次は、「ておりシリーズ」についても少しご紹介していきます。

ておりシリーズは、「てざわりシリーズ」と違い手機織り機ではなく、糸一本ずつを手仕事で織り上げます。
糸の違いで表現するグラデーションや柄は「ており」ならではの風合いがあります。

また、糸も人の手で撚られている為、糸の太さ自体にも違いがあり同じように染めても当然染め上がりが違ってきます。

一枚ずつが持つ豊かな表情、その違いが「個性」と「表情」でもあり一点モノの証。
ておりシーズは、毛の流れ(向き)があります。見る角度や光の当たり方によって色合いが変わります。
ておりシリーズはより愛着を持って永くお使いいただけます。この見え方の表情の豊かさが日々新しい発見をしてくれ、永く使用しても飽きが来ません。