こんにちは。
今年の冬は暖冬で、過ごしやすい気候でしたが本格的に桜も咲き始め、いよいよ春めいてきました。
お花見等、自粛が発表されている中なので残念ではありますが、遠くから眺めるのもまた ”おつ” かもしれません。
さて4月も過ぎ、新たな生活が始まりワクワクしている方も多いのではないかと思います。
私達もそんなワクワクされた方とお話しし、ハグみじゅうたんをお選びいただく場面によく立ち会わせて頂いています。
皆様にご紹介出来る時間、もちろんその瞬間はかけがえのないものですし、長く愛着を持って使っていただきたいと思いながら、ご提案をさせて頂いております。
ただ、それが実現するまでは実は非常に長い道のりがありました。
本日から、ハグみじゅうたんの歴史を少し紐解いていきたいと思います。
長くなりますので、何回かのブログに分けてご紹介致しますので、是非ご一読頂ければ幸いです。
目次
あるお客様との出逢い、そしてそのお客様のお言葉
ハグみじゅうたんの原点は、(現)新潟県新潟市秋葉区新津の家具屋でした。
1997年の初春のある日、新入学の机を探しているお母様から大切なお話しをお聞きしました。
『うちの子は二人とも小さい頃からアレルギーで普通の新しい家具が使えません。でも他の子どもたちと同じように、せっかくの一年生になる時にどうしても机を買ってあげたいのです。安心して子どもに使わせることができる机をいろいろなところで探したけれど、どこにも見つかりません。』
今ではアレルギーやシックハウス症候群で、一般的な家具や壁紙などにより症状が現れる方が増え、より注目されるようになりましたが、当時はそれほど認知もなくお話しをお聞きしたスタッフも、家具とアレルギーの関係がいまいち結びつきませんでした。
奥様のこの一言から、1999年に弊社のコンセプトを【健康 環境 造り】の3点に変更し、コンセプトに沿った商品構成で取り組んできたのです。
そんななか、ある運命的なじゅうたんに出会います。
ギャッベとの出会い
同じ頃、ペルシャ地方のじゅうたん『ギャッベ』に出会いました。
イランの遊牧民の女性たちが代々受け継いできた手織りの文化。
決まったルールを設けず、自由な感性で家族の幸せを願い時間をかけて織りあげるじゅうたんは、素朴な魅力と豊かな表情が溢れていました。
自分たちの目で見て、その感性に触れ 「これだ!」 と販売を開始しました。
https://artgabbeh.com/
2000年頃から、シックハウス症候群が話題になり、健康や環境に配慮した商品への関心が高まってきた時期でした。
芸術性の高いじゅうたん「アートギャッベ®」として、これまで全国のたくさんの方にご紹介してきました。
そうした中で、たくさんのお客様から下記のようなお言葉をいただいたのです。
『アートギャッベと同じように、健康や環境に配慮したうえで、子供達にも安心して使えるじゅうたん、もう少し手の届きやすい価格で無いでしょうか?』
一結び一結び、手で結び付けていくアートギャッベは、決して誰もが気軽に使える価格ではありません。
良さを十二分にご理解いただいても、どうしても手が届かないという方が多くいらっしゃいました。
そのようなお声を頂き、新たに探してみましたがなかなか見つける事が出来ませんでした。
見つける事が出来ない中で、お客様方から頂いたお言葉を何とか形にしたいと考えに考えた結果、
『自分達で作ろう』と一大決心をしたのです。
〖ハグみじゅうたん〗開発への第一歩でした。
今、皆様にご紹介させて頂いているハグみじゅうたん。
一大決心をせずに諦めていたら、存在自体しておりませんでした。
思うようにいかず何度も頭を抱えたこともありました。
しかし、皆様から頂いたお言葉を糧に諦めずに取り組んできた結果、皆様にご好評頂ける存在になれたのだと感じています。
ハグみじゅうたん開発の第一歩を踏み出してから、販売開始に至るまでまだまだたくさんのエピソードがあります。
そちらはまた次回 Vol.2でご紹介したいと思います。
ハグみじゅうたんの起源を辿る Vol.1 まとめ
発祥は新潟県の家具屋
開発するキッカケはお客様から頂いた大切なお声
自社で開発しようと一大決心!
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