コートがいらなくなり、上着やショールもいらなくなっていくこの時期、体も心も軽くなるようでわくわくします♪
そんなこの頃ですが、本日のハグみじゅうたん事務局は午後から雨模様・・・事務所の庭に咲いている草花達は瑞々しく息づいて、活き活きしています。
湿気が高まると空気が密度を増したように感じ、アスファルトのニオイの中に、ほのかな土の香りがふわりと漂い。体は心なし火照ります。乾燥と湿潤を繰り返すこの気候、日本らしいなあ……と季節のうつろいを感じます。
高温多湿の日本の風土。四方を海に囲まれ、北南に長い国土に山があり、綺麗な水の川がいたる所で流れています。寒流と暖流がぶつかり、雨が多く土が豊かで、人の手が入らないとすぐに草が生え、木が育つ。熱波に焼かれるわけでもなく、極寒に凍えるわけでもない、綺麗な水に恵まれた豊かな風土ですが・・・悩ましいのが、湿気。
そんな湿気の高い環境で、衣食住、毎日の生活で使うものは、湿気を吸ったり吐いたりできる自然素材が一番快適です。
ウールは湿気を吸ったり吐いたりする、呼吸をする繊維です。
【夏でもサラっと快適ウールラグ 調湿効果と心地良さの秘密】※ウールの調湿機能と湿気については、こちらの記事でも説明してます
人は常に汗をかいて体温調節をしていますが、湿気が高まると汗が揮発しにくくなります。
熱がこもらないように体は無理やり汗を出しますが、そうなると体内の水分が奪われ、血液の量が少なくなり、老廃物が溜まったり脱水症状が起こってしまいます。
雨が降るとダルくなったり体が重くなる感じがあるのは、そのせいなんですね。
麻や綿、絹などの呼吸ができる素材で作った服の方が汗を妨げないので、体は体温調整が邪魔されず、最適な状態を保ちやすくなります。何より肌あたりも優しくて、心地良いです。
ただ、体感に関わるもの。肌に触れるもの、口にふれるもの、居心地住み心地を左右するものは、なるべく呼吸ができる、肌触りの良い自然素材でつくったものがオススメです。湿気の高い日本だからこそ、湿気を吸ったり吐いたりできる天然ウールの絨毯は、とっても理にかなっているんです。
文明も文化も、手仕事によって生まれて発展していきました。
日本の場合は、身近な素材である木と草と土を使って、家を建て、服を作り、生活用具を作ってきた。
石だって使おうと思えば使えました。石畳にすれば日の光を蓄熱してしまい熱くなったから、あえて土のままだった。
石垣だって作れるけど、そのまま家の構造体にはせず、居住する所は木や漆喰を使った。
今は時代が違うけれど風土そのものはずっと変わりません。日本は高温多湿なままですね。
毎日使うものに、呼吸する自然素材を選ぶこと。
綿や麻のお洋服。
陶器のお皿。
木の家具。
羊毛の絨毯。
微々たる事かもしれませんが、“呼吸する自然素材”でできたものを選ぶだけでふとした時の快適度が違います。
手入れが面倒そう・・・品質が一定じゃないし・・・と不安もあるかもしれませんが、思い切って、自然素材にしてみませんか?
きっと予想以上に、心地良さをくれますよ。
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