こんにちは!! 生産地で品質管理をするようになって、既に丸4年が過ぎました。
日本各地で梅雨入りしたと発表されジメジメした日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ハグみじゅうたんが、生産されている国では今まさに猛暑!! 平均気温は軽く40度を越えています。
そんな生産地に関しては今までもブログでご紹介してきました。 ↓↓↓ 詳しくはこちらの記事もご覧ください。
【生産地だより】手仕事絨毯の検品 2018年3月
本日は現地に関連した内容で、主に【手仕事】という部分に着目してお伝えしようと思います!!
手仕事から生まれるハグみじゅうたんの『魅力』 目次
- 手仕事から生まれる 「個性」
- 手仕事のハグみじゅうたんで個体差が生まれる理由
手仕事から生まれる 「個性」
現在じゅうたんの市場では、様々な素材を使ったものが存在しています。
身近なところでは、ポリエステル・ポリプロピレン・ナイロン・コットン・麻・ウールなど。
その中で機械を使わずに【手仕事】で作られているものは、実は少ないのです。
ウールやコットン等の天然素材を使った機械織りの商品もあるかと思いますが、大半は化学繊維を使用したじゅうたんです。形もきっちりしており、生産効率が高い機械織りは非常にメリットもあります。
そんな中で、私たちは【手仕事】にこだわりつくっています。
ハグみじゅうたんの「個性」
ハグみじゅうたんは、天然素材『ウール』を使って、糸を染めるところから全て手仕事でつくられています。織り方も機械ではなく、『手機(てばた)織り』や『手結び』という方法をとっています。

職人さんが一枚一枚手仕事で織る
正直、大変なことも多く、時間もかかりますが、手仕事ならではの「魅力」が生まれます。
それは 『表情の違い』です。
言い換えれば『個性』が生まれるという事です。
私は、4年ほど前からハグみじゅうたんの生産管理に携わっています。
毎年5~7回程生産地に赴き、製作してくれているスタッフの皆さんと一緒に検品作業をするのですが、毎回思う事があります。
それは、「1枚1枚に味があって、それぞれ表情が違う」ということ。
例えば、『まっすぐじゃない線』。
機械織りのじゅうたんは、おそらくまっすぐな線が作れます。
しかし、ハグみじゅうたんは、職人さんの手で一枚一枚織り上げられているじゅうたんです。
私達は、機械では出せない、手仕事ならではの温もりや個性を大切にしたいと考えています。
そして、そのじゅうたんの「個性」を皆さまに楽しんでいただきたいと思っています。
↓↓↓ こちらの記事も参考にご覧ください。
不揃いの野菜に学ぶ・・・自然の造形、自然の恵み
手仕事のハグみじゅうたんで個体差が生まれる理由
『個性』=『個体差』が生まれる理由をさらにお話いたします。
ハグみじゅうたんの『個体差』は主に2つです。
1.色合いの個体差
2.サイズの個体差
では、それぞれの個体差が生まれる理由をみていきましょう。
1.色合いの個体差
ハグみじゅうたんのは天然素材「ウール」のじゅうたんです。
羊も人間と一緒で、1体1体、毛の「太さ」や「色」、「毛質」が違います。
その羊の毛を刈り取って、紡ぎ、糸にします。
紡いだ糸も、色も太さも違います。

太さと色の違う糸
そんな、「太さ」・「色」・「毛質」の違う糸を同じ染料で染めるのですが、染まり具合もそれぞれ異なってきます。
だからこそ、ハグみじゅうたんの素朴なムラ感が出るのです。

同じデザインでも、個体差がある
2.サイズの個体差
実はサイズも1点1点異なります。
ハグみじゅうたんには規格のサイズがあり、そのサイズに応じて製作をしています。
製作をするのは、機械ではなく現地の職人さん達。
人の手で織り上げているため、100%同じサイズというのが難しいのです。
但し、±5%以内の範囲で製作をいただけるよう基準を設けています。
20cmも30cmもサイズが違うということはありませんので、ご安心ください。

検品時にじゅうたんのサイズを測る
全てを機械化すれば生産の効率は上がり、時間の削減は大幅に出来るかもしれません。
しかし、私たちはこの手仕事の個性や温かさの『魅力』をみなさまにご理解いただき、楽しんでいただきたいと思っています。
これからも、「ハグみじゅうたん」を愛着を持って長くお使いいただけるよう職人さんとともに品質の向上を目指していきます!
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手仕事は個体差=個性=『魅力』がある
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