デンマークやフィンランド、スウェーデンなどの国々でつくられる北欧家具には使いこんでゆく程に味わい深くなっていくものがたくさんあります。
以前立ち寄った都内のあるお店でのこと・・・
ウィンドウ越しに赤い革のソファーが目に飛び込んできました。
店の一番奥にあるそのソファーは、まるで時を超えて語りかけてくるような存在感、まるでそこだけスポットライトがあたっているようで・・・
引き込まれるように店内に入ってゆくとそこは 北欧インテリア のお店でした。
北欧インテリアと自然素材のラグ ~本物の魅力~ 目次
- 時を経て、受け継がれてゆく家具
- 本物が持つ魅力
- 「本物」は 見て、触れる だけで人を幸せにする
時を経て、受け継がれてゆく家具
時を経て、受け継がれてゆく家具たち・・・
吸い込まれるように店内に入って行くと、食器や小物などもあり、気づくと夢中になってひとつひとつを手にとって眺めていたのでした。
そうして、一番奥に置かれている赤いソファー・・・
使い込まれた革の質感、シワがよっていたり、深い赤から褪せたよう色の濃淡が変化に富んで、新しいものには無い魅力にあふれています。
じっくりと見ていたのですが、なぜかお店の方はやってきませんでした。
そっと座ってみたり、革をなでてみたりと堪能しているとふと目に入ったのが、足元に敷かれたこれまた使い込まれたラグ
幾何学模様が複雑に織りこまれたそのラグは、年代物の「キリム」でした。ところどころ擦り切れて、とても年季の入ったものです。
本物が持つ魅力
お世辞にも「味のある」では済まないヴィンテージ感だけれど、そんな擦り切れて色がなくなりつつあるところさえ、かっこいい・・・
これが「本物」なんだと感じました。
その魅力は色褪せるどころか、時を経てより味わい深さを増していくように思います。
その家具やラグがつくられた「時代背景」や「デザインに込められた想い」
ソファーは1970年代かな・・・
このキリムはもしかしたら50年以上前のものかな・・
想像するとちょっと楽しくなってきます。

北欧デザインの名作 Borge Mogensen(ボーエ モーエンセン) デザインのハンティングチェア × ハグみじゅうたん CKSD75
時を経て、使い込んでついたキズ
良く触れるところが色が濃くなったり、艶が出たり、色が褪せたり、擦り切れたり、
そんな風合い全てが味わいになり、想い出の詰まった魅力あるモノに育っていく・・・
ただ古びていくのではなく、長く使えるだけではなく、
素材が育ち、色が育ち、風合いが育つ
「本物」にはそんなチカラがあるように思います。
ところで ソファーにも、ラグにも商品の情報はどこにも無く・・・
後で調べて知ったのですが、赤いソファーは デンマークの巨匠 Borge Mogensen(ボーエ モーエンセン) のソファーでした。ラグのことはわからないままでしたが、このひとときは、本当に楽しくて、幸せで、心地良い時間 でした!
「本物」は 見て、触れる だけで人を幸せにする
良いものは、見て、触れているだけで、人を幸せな気持ちにしてくれます。
ハグみじゅうたんが本当に目指しているコトってこういうことなんだな、そんな思いが溢れて来ました。

北欧インテリアとハグみじゅうたん CK4544
北欧家具に合いそうなラグを探していたという 埼玉県 F様より
北欧の国々には、丹念な手仕事と職人の技を残す為のしっかりした制度があります。
デンマークには最高の家具職人に与えられる「スネーカーマスター」と呼ばれる称号があります。
スネーカーマスターは自身の技術を極めるだけでなく、その技術を継承し、職人を育成し、伝統を繋いでゆく大切な役割も担っています。
時を経て、受け継がれてゆくものは簡単につくり出すことはできないけれど、使い込んで、擦り切れても愛着がある、色褪せても、そこがかっこいい・・・
そんな風に思える「本物」をつくりだしていきたいと思ってます。
ハグみじゅうたんはまだまだこれからも成長していきます。
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