こんにちは。
ハグみじゅうたん生産地での検品の流れを過去のブログでご紹介しましたが、
今回はハグみじゅうたんが出来るまでにどんな工程があるのか、
私が実際に体験させてもらった工程をご紹介します。
目次
ウールを染める
まずはハグみじゅうたんの大元となるウール(羊毛)を染める工程をご紹介します。
ハグみじゅうたんの綺麗な色合いや色ムラはここで決まります!
まずは上記画像の大釜を使いウールを染めていきます。
隣に人が立つとどの位の大きさか分かります。
大きいですよね!大人が10人くらいは入れそうな大きさです(笑)
羊の毛を紡いで糸になっている状態で束にして染めます。
染める方法もただ大釜にウールを漬け込むのではなく大釜の上に付いている器具に引っ掛けて回します。
自動で回るのかと思いきや人力で回していきます。
これがとても大変な作業で私も実際に回させてもらいましたがウールを付けていない状態でもハンドルを回すのはとても重く、
釜の温度も熱い為2・3回まわしただけで汗が噴き出してきました。
そして夏には気温が50℃以上にもなる中でこの作業を行っています。
ただ機械を回せば良いわけではありません。
ウールも人の髪の毛と同じように太い毛や細い毛があります。
ウールの細さによって染まり具合も変わってきますし、
その日の天気、気温、湿度でウールの染まり具合も変わります。
熟練された職人さん達の技術があってこそハグみじゅうたんの綺麗な色合いや色ムラが表現できています。
また同じ色合いに染める為でもありますがハグみじゅうたんは一部のシリーズでエコテックスを取得しています。
↓↓↓エコテックスについて書かれた記事がございます
エコテックス取得 ハグみじゅうたんの安心・安全への取り組み >>
その為、使用する染料、時間、温度、工程を細かく決めています。
エコテックスの基準に達しているようにしなければいけない為、一切の妥協は許されません。
ウォッシング
織りあがったハグみじゅうたんのウォッシング(洗う)工程をご紹介します。
織りあがったじゅうたんは汚れや塵などがついているのでじゅうたん全体を濡らして石鹸で擦っていきます。日常の生活の中でじゅうたんがビショビショに濡れている状態は見たことが無かったですし、
ビショビショに濡れているじゅうたんを触った手触りも何か不思議で固いスポンジのような感じがしました。
そして画像のファーラーという道具を使い洗剤と水を落とします。ファーラーも見た目以上の重さと長さがあり、ウールが水を吸っている状態なので重くて動かしずらくこの作業も力が必要になります。
職人さん達は「ザー」っとファーラーを軽々扱っていましたがやってみたところ、
中々職人さん達のように動かせず苦戦しました。ファーラーの角度が大切で動かしやすい角度で沢山の水を押し出している職人さん達の経験と技術を感じました。
最後に大自然でしっかりと乾かしたら完成です。
このファーラーはウォッシング以外でも使用します。
完成した乾いているハグみじゅうたんをファーラーで磨き上げる事により毛足が滑らかに仕上がり、
全然違った肌触りになります。
ハグみじゅうたんが出来るまでのほんの一部の作業をご紹介しましたがいかがでしたか?
普段使っているものがどういう風に作られているのか?あまり気にしていませんでしたが、
私が生産地で実際に感じたことは、とても細かく、力を使う作業が多いなと感じました。
今回は染色とウォッシングをご紹介しましたが次回は別の作業を紹介しようと思います。
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