こんにちは!
前回お伝えした検品のその後の様子をご紹介いたします。
検品後はじゅうたんについて打ち合わせを行い、工場を見せて頂きます。
職人さんたちの仕事を間近で見ることができる貴重な体験です。
- 色についての打ち合わせ
- とても繊細な染色工程
- ウォッシング工程とひと手間
色についての打ち合わせ
今回の検品では色についての打ち合わせを行いました。
この写真は何の話をしていると思いますか?
写真だと分かりづらいですが、紫色のように見える色の濃い部分について話し合っています。
そして実はこれ、全て違う色なんです!!!!
ものすごく細かい差ですが、よーくみると少しずつ違っています。
糸は何色かの色を混ぜて染めます。
ぐつぐつと煮えたぎる窯の中で染めていくのですが、どのくらい窯の中に入れていたかで色の付き方が変わるそうです。
乾かす時間の違いでも色が変わってくるそうで、毎回同じ色を出すことがとても難しい繊細な工程です。
とても繊細な染色工程
糸を染める場所はこんな感じです。
火をおこすのにもとても時間がかかるそうで、燃えているところの温度は数百度!
これ以上近づくことはできませんでした。
窯の横では職人さんが鉄の棒をグルグル回し、何度も何度も糸を窯の中に沈めます。
糸が窯から出てくるたびに、蒸気が上がり窯周辺の温度も上がります。
窯のすぐそばまで行かせてもらいました。
何度か染色の工程を見学させて頂いていますが、いつ来ても熱さで身の危険を感じます。
そんな中、職人さんは笑顔!!
笑いながらグルグル回していました!素敵です!!
ウォッシング工程
染めあがった糸を使い、じゅうたんが織りあがるとウォッシングという工程があります。
じゅうたんの全面を石鹸でゴシゴシこすり、水をかけ洗い上げていきます。
さらに右奥の職人さんが使っている”ファーラー”という器具で毛の表面を磨き上げていきます。
これがファーラー。スコップのような見た目です。
このファーラーという器具は洗い上げの時も使いますが、完成したじゅうたんにも使います。
これでじゅうたんの表面を磨き上げることで、毛足がなめらかになるのです。
大事なひと手間なんですね!
細かい所にまでこだわって作っているハグみじゅうたん。
職人さんたちの技術の向上に負けないよう、私たちハグみじゅうたん検品チームも細かくチェックしていきますよ~!
さて、全3回にわたりお送りいたしました『ハグみじゅうたん生産地 検品滞在記』いかがでしたでしょうか。
ハグみじゅうたんの品質向上のため、私たちの検品はこれからも続きます。
次回の検品でもいろいろとお伝えいたします!
どうぞお楽しみに☆
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