絨毯を自分で切るには?必要な道具や注意点も紹介!

投稿日:2021年3月31日 更新日:2024年4月12日|絨毯・ラグ・玄関マットの基礎知識

カットする
不要になった絨毯を処分したいときや、新しく購入した絨毯のサイズが部屋に合わないときはカットしなければいけませんね。

絨毯を自分で切る場合、どのような道具を使えばいいのでしょうか?

今回は、自分で切るときに必要な道具や、切るときの注意点、切ったあとの処理方法などをご紹介します。

 

その絨毯はカットして大丈夫?

絨毯には切ってもよいものと、切ってはいけないものがあるのをご存知ですか?

絨毯を処分する場合は、切ったあとにほつれたり柄がおかしくなったりしても問題ありませんが、サイズが合わないときに切る場合はご注意ください!

まずは切ろうとしている絨毯が、織り絨毯かどうかを確認しましょう。もし織り絨毯なら、切ってはいけません。

織り絨毯かどうかをチェックするには、絨毯の裏側を見てみましょう。表の柄と同じような柄が裏にもあれば、それは織り絨毯です。

なぜ織り絨毯を切ってはいけないのでしょうか?それは切ったところから糸がほどけていくからです。

「ハグみじゅうたん」は、天然素材を手仕事でつくる織り絨毯です。そのため、切ってしまうと端からほつれて、いつまでも糸がぽろぽろととれてきます。ぜひ、購入後に切らなくてもいいように、お部屋にぴったりのサイズをお探しくださいね。

では、切ってもいい絨毯にはどのようなものがあるのでしょうか?

一般的にタフテッドカーペットや「フリーカットOK」の表示がある絨毯なら切っても大丈夫です。

タフテッドカーペットは基布にパイルを植え付けていき、裏面をラテックス(ゴム)で固めます。さらにその上に麻や不織布などの裏布が貼られているものもあります。

固めてあるためカットしてもほつれにくいのですが、固いが故にカットするのが大変かもしれません。

もし絨毯を切る場合は、あらかじめ裁断しても大丈夫なものなのかしっかり確認して探すようにしましょう。

 

切るときに使える道具は3種類

切る時に使う道具

実際に絨毯を切る場合、どのような道具を使えばいいのでしょうか?絨毯を切る道具として使えるのは、専用カッター、裁ちばさみ、普通のハサミの3つが挙げられます。それぞれのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

 

専用カッター

絨毯やカーペットなどの敷物を切る専用のカッターがあるのをご存知ですか?「カーペット用カッター」「カーペットトリマー」など呼び方がいくつかあります。

絨毯専用カッターは、普段あまり見かけることがないかもしれませんね。購入する場合はホームセンターやインターネット通販を選ぶとよいでしょう。

絨毯専用カッターのメリットは、まっすぐ切ることができる点と、ノコギリほどではありませんが、厚さに合わせてカッターの高さ(開口部)を調節できる点です。

デメリットは値段が10,000円前後と高い点と、専用工具であるため使い方に慣れていない人は取り扱いが難しい点が挙げられます。

 

裁ちばさみ

裁ちばさみは、布を切るときに使う手芸用のはさみです。小学校で購入した裁縫道具セットのなかにも入っていますね。家の中に1本はあるのではないでしょうか?もし家にない場合は、手芸店やホームセンターなどで購入することができます。

裁ちばさみのメリットは、裁縫道具なので安価に入手できる点です。ものにもよりますが、1,000円台から購入できます。

裁ちばさみのデメリットは、絨毯の厚さによっては切れないこともあるという点です。

また切れる厚さのものでも、かなりの力が必要で、大きいサイズの絨毯を切っていると手が痛くなってしまうことも…。

もし、壁際に合わせて絨毯をまっすぐ切らないといけない場合、力を入れることで手元が不安定になり、仕上がりがデコボコになってしまうこともありますのでご注意くださいね。

絨毯の切り方

 

普通のはさみ

紙を切ったり工作したりするときに使う普通のはさみは、必ずといっていいほど家にあるはず。「普通のはさみでも切れるの?」と思われる方もいるでしょう。もちろん、すべての絨毯を切れるわけではありません。

普通のはさみ(100均なども含む)や万能はさみといっても、どのくらい刃がしっかりしているか、切れ味にもよりますが、絨毯の素材が不織布や麻(ジュート)で薄いものなら切断することができる場合もあります。

ハサミで切っていくと、切り口のほつれが気になるかもしれません。でもはみ出している糸を引っ張ると、そこからどんどんほどけていってしまい、直す手間が倍かかるので、むやみに引っ張らないほうがいいでしょう。

 

初心者が知っておきたい注意点

絨毯と赤ちゃん

冒頭でご紹介したように、絨毯を自分で切る場合、切っても大丈夫な絨毯とそうでない絨毯があることはわかりましたね。その他にもいくつか注意点がありますので、解説していきます。

 

絨毯の端をほつれないようにする

先ほども少し触れましたが、絨毯を切ると気になるのが切り口です。糸が出ていても無理やり引っ張らないことが最も重要です。

また、ループ状の絨毯は、切り口から糸(毛)がポロポロ落ちてきますので、指で撫でながら丁寧に落としていきましょう。ポロポロと落ちてくるものが無くなるまで続けることで、捨てるときや回収するときの燃えるゴミが出にくくなります。

絨毯には、端の部分がほつれないようにオーバーロックがかかっているものがあります。オーバーロック部分を切断すると、端から糸が出てほつれてきます。

その場合、絨毯の切り口に木工用ボンドを塗ることで、ほつれないよう防止することができますよ。

木工用ボンドは絨毯の表面に塗ると、手ざわりが固くなってしまうので、毛先ではなく毛の根本部分に塗るようにしましょう。

 

切ったあとはしっかり固定する

切った絨毯を粗大ゴミ・燃えるゴミに出す場合は必要ありませんが、また床に敷く場合はめくれやすいためすべり止めシートを下に敷いたり、上に家具を置いたりして固定することが大切です。

切った直後は、端の部分が反り返ってしまうこともあり、もっと固定しないと足をひっかけて転倒する危険もありますので、注意してくださいね。

先ほどもご紹介しましたが、切りっぱなしのまま敷かず、毛の始末をきちんとしておくことも重要です。

なぜかというと、繊維カスが出続け、それを吸い込むことでハウスダストアレルギー、獣毛アレルギー、化学物質過敏症などの発症リスクが増したり症状が重くなったりする可能性があるからです。

絨毯の素材(天然繊維・化学繊維)に限らず、切り口から出る毛を吸い込まないよう、絨毯を敷く前に丁寧にお手入れしましょう。

切り口の毛を落とすときは、繊維カスを吸い込まないようにマスクをして行うと安心ですね。

 

業者に頼むのも一つの手

「自分で切るのはちょっと難しいかも…」という方は、思い切って業者に頼むのも一つの手です。

もし自分で絨毯を切って失敗した場合、新しい絨毯を買わなくてはいけません。その費用を考えれば、業者にお願いしてサイズカットをしてもらう方が効率的かもしれません。

絨毯を購入したお店で対応しているか聞いてみる、ネット一覧で検索して加工専門のお店に持ち込んでみる…などの方法があります。

またすぐにお願いするのではなく、いくつか無料見積もりを取って送料などの費用やサービスを比較検討してからお願いした方が安心です。

「ハグみじゅうたん」は規格サイズの絨毯です。サイズオーダーは承っておりませんが、豊富なサイズ展開があります。サイズ選びに迷ったら、お気軽にご相談ください。

ハグみじゅうたんのサイズ展開はこちらの記事をご覧ください

サイズから選ぶ ハグみじゅうたん全シリーズのサイズ展開

 

絨毯を自分で切るときは安全に気を付けよう

絨毯を自分で切るときは、ケガをしないようくれぐれも気を付けて行うようにしましょう。もし自信がない場合は無理をせず、加工業者にお願いしてくださいね。

織り絨毯は自分では切れない
タフテッドカーペットやフリーカットOKのものは自分で切れる
切るときは専用カッターや裁ちばさみなどを使う
切り口のほつれは木工用ボンドで防止可能
ほつれから出る繊維は丁寧に落とすなどハウスダスト対策を行う
無理な場合は業者に依頼する

ハグみじゅうたん公式サイトへ

 

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