そろそろ寒くなってきたし、ラグや絨毯を見に行こうかな~と考えている方も多いと思います。
その際に、知っていると絨毯の見方が変わるかもしれない情報をご紹介します!
絨毯の良し悪しを見るには、裏面を見るといい!
ノット数を確認したほうがいい!
というのを聞いたことがあると思います。
確かに、これも絨毯の品質を見分ける一つの基準とされ、一般的には細かい織りのものがより上質な絨毯とされています。
ただ、これが一番重要とは思わないですし、個人的にはそこまで気にしてはいません。
しかし、お店に行った時や絨毯の表記等で目にしたり、話に出たりすることがあります。
ということで、
織りが細かい方がいいとは聞くけど、実は具体的にはよく知らない・・・
そもそもノット数って?
とい方に、今日は絨毯の織り方についてお話したいと思います。
- ノット数とは?
- 手織り絨毯の結び方
- もっと大切にしていること
■ノット数とは?
まず『ノット』というのは『結び』のことです。
手織り絨毯は、隣り合う2本の経糸(たていと:絨毯の基盤になる糸)のまわりにパイル糸(表面に出ている糸)が結ばれてできています。
このひと結びが『ノット』といわれるもので、『ノット数』とは、1平方メートルにある『結び目』の数のことです。
そのため、一目一目結びながら織り上げられる『手織り絨毯』には、この『ノット数』という基準が使われます。
ハグみじゅうたんで言うと・・・
手結びで織り上げる【ておりシリーズ】はこのノット数で表現ができます。
しかし、手機(てばた)で織り上げる【リバーシブルストライプ/イエニシリーズ】・【てざわり/てざわりコレクションシリーズ】は、結び織りではないため、ノット数での表現はしていません。
手機織りの様子
次に、『ノット数』で表現ができる、手織り絨毯の『結び方』をいくつか紹介します。
■手織り絨毯の結び方
ここでは代表的な結び方を3つ紹介します。
閉鎖型・左右均等結び(トルコ結び)
パイル糸を2本の経糸に巻きつけ、後ろを回って経糸の間を手前へ引き出す結び方。
開放型・左右非均等結び(ペルシア結び)
パイル糸を1本の経糸に巻きつけ、残りの経糸に絡めて引き出す結び方。
右に引き出すか、左に引き出すかは、織る方が右利きか左利きかで違うと言われることもありますが、
主に織る民族の織り方の習慣の違いとされています。
ジョフティー結び
ちょっとズルをした結び方。
通常であれば、上記の2つの結び方のように、2本の経糸にパイル糸を絡めていくところを、4本や6本の経糸にパイル糸を絡めていく結び方です。
速く織り上げることができますが、密度が低くなるため、上記2つの織り方に比べると耐久性が劣ります。
ノット数も少なくなります。
これらが代表的な結び方です。
手織りと言っても様々な織り方がありますね~
そのため、織りの密度やノット数も判断基準の一つとして知っておくのはいいことだと思います。
お店で見る絨毯の見方が少し変わるかもしれませんね!
手機織りとの比較についてはこちらをご覧ください。
▶手織りと手機(てばた)織りのラグの違い
※参考:シルクロード絨毯塾/Ⅱペルシア絨毯の技法と文様
■もっと大切にしていること
私達は、ラグや絨毯を見る上で、もっと大事なことがたくさんあると思っています。
それは、誰が、どこで、どのように作っているのか、どんな素材を使っているのか、どんなことに配慮されているのか、肌触りはどうか、踏み心地は?寝心地は?デザインは?
個人的にも、こちらのほうが気になります。
そのため、私達は、これらのことをできる限りみなさんにも知っていただきたいと思いご紹介をしています。
是非、こちらもご覧ください!
■ハグみじゅうたんを作ってくれている職人さん達、現地での様子などを紹介
【手仕事のチカラ~ハグみじゅうたん開発部~】
■ハグみじゅうたんができるまでの物語と私達の想い
【ハグみ物語】
次回もお楽しみに♪
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