自然素材の個性。育った環境と、そこに思いを馳せれる人

投稿日:2017年2月2日 更新日:2023年7月14日|LOHASな暮らし

自然素材でよく言われる事の一つ、品質が均一ではありません。
ウールで言えば、捻じれが強い・弱い所があったり、色を染めたらムラができたり。
木で言えば、湿気を含むと形が狂ったり、節の部分が固かったりと。
機械で商品を大量生産をする上で敬遠される要素ですが、改めて、何故そのように品質が均一ではないのか考えてみました。

自然素材の個性。育った環境と、そこに思いを馳せれる人
  • 自然素材は、環境によって育成状態が左右される
  • 個性があるのが当たり前の自然素材
  • 職人さんは、木材を見ればどのように育ったのか分かる
  • まとめ

自然素材は、環境によって育成状態が左右される

木であれば映えている場所の地質や、雨風の多さ、他の木がどれくらい密集して映えているか、陽射しはどれくらい入るのか。
例えば、同じ杉の木であっても、山の外部、風が強く当たり斜面が急な所に生えている木と、内部の風がそこまで強くなく緩やかな所に生えている木では、クセの付き方が全然違います。

ウールであれば、羊さんが温暖な平地で過ごしているのか、過酷な山間部で寒さ暑さに耐えて過ごしているのか。
同じ羊でも、過酷な環境で生きる羊は、自らの身を守る為によりきめが細かい上質な羊毛を育てます。

そんな風に、育っていく環境によってダイレクトに影響を受けます。

 

個性があるのが当たり前の自然素材

職人さんに言わせれば、育ってきた環境が違うのだから、クセがあるのは当たり前。
それぞれクセがあり、簡単に扱えるものではないけれど、均一の型に推しこめようとしたら不都合が出てくるのは当然の事。
そこにある素材を活かす事ができてこそ、個性を大事にする事に繋がる。
それは人もまったく同じだ…というような事を、尊敬する宮大工さんがおっしゃっていました。

 

職人さんは、木材を見ればどのように育ったのか分かる

自然素材を使って物作りをする職人さんは、扱う素材の性質を熟知しています。
皮も剥ぎ、綺麗に裁断して板になった木材を見ただけで、木肌の流れや密度で、どんなクセを持っているのか分かります。


それは、その木が数十年、どんな土地でどんな風に生きてきたのかが分かるという事でもあります。
他にも、例えば刃物を研ぐ職人さんは、包丁を見ればどんな風に扱ってきたのかが一目で分かります。
そんな風にその物、その素材の背景まで思いを至らせることができるって、「物を大切に扱う」ということそのもので、とても素敵な事だと思うんです。

 

まとめ

そこまでの目を持つには長年の修行が必要で、大量生産・大量消費の社会においては効率は良くないかもしれませんが、自然素材を活かすには、人の目と手が最適です。
すべてがすべて手作りであるべきという訳ではありませんが、少しでもその良さが見直されて、質の良いものが増えたら素敵だなあと思います!

 

自然素材の特徴。天然木は個性豊かなんです!
自然素材だからこそ。経年変化の味わい深さ
自然素材の良さを100%発揮するには、自然素材100%で作ると良いんです!

 

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