先日、ハグみじゅうたんをお使いのお客様からご質問をいただきました。
「保証書を見ていたら染料の色移りについて記載されていました。どんな時に色落ちや色移りがありますか?気を付けることはありますか?」
というものです。
ハグみじゅうたんは色落ちや色移りの可能性があるじゅうたんです。
本日は、ハグみじゅうたんの色移りについて、気を付けることをご紹介いたします。
天然ウールのラグ、絨毯の色移りについて 目次
- ウールラグ、絨毯の色落ち、色移りについて
- 色移りを防ぐには ~強い摩擦は避ける、濡れたままにしない
- ハグみじゅうたんが大切にしていること
- 天然ウールのラグ、絨毯の色移りについて まとめ
ウールラグ、絨毯の色移りについて
ウール本来の自然な風合いをお楽しみいただくため、ハグみじゅうたんは化学的な色止め剤を一般的な商品より可能な限り少なく抑えています。そのため衣類が濡れた状態でこすれたり、乾いた状態でも強い摩擦が加わった場合などに、衣類にウールの染色が移る場合があります。
色移りが起こるのは、ハグみじゅうたんが上述したように化学的な色止め剤を少なくし、難しい染色の温度管理により染料の色移りを最小限に留めるように取り組んでいる為です。それは上質な天然繊維ウールのあるべき機能を存分に発揮させるためでもあります。
また、染色の工程は屋外で行われ、天候や気象条件等にも影響を受けます。
※保証書には下記のように記載されています
【保証書の記載】
●色移りについて
本品の染料が色落ちすることもございます。白系の衣服などでの強い摩擦は避けてください。また、湿ったり濡れたりすると特に色落ちしやすくなりますのでご注意ください。
色移りを防ぐには ~強い摩擦は避ける、濡れたままにしない
どんな時に色移りが発生するかというと、一番の原因は「摩擦」です。
特に、濡れた状態でウール繊維に強い摩擦を加えると、色移りしやすくなります。
これは、日常生活で考えると、飲み物などをこぼして拭く時などが考えられます。お手入れする際は、トントンと叩きながらタオルやぞうきんに汚れを移すようにお手入れしてください。
強くこするとウール繊維を痛めたり、かえって汚れを繊維にこすりつけてしまい、落ちにくくなってしまいます。
また、こぼしてお手入れをした後、乾いていない状態で衣類などとこすれて衣類に色移りする場合もあります。お手入れの後は、十分に乾燥させてからご使用ください。
※乾いた状態でも強い摩擦を加えると繊維や染色が衣類等に移る場合があります。
※ハグみじゅうたんはご自宅でのお洗濯はおすすめしておりません。
リバーシブルストライプシリーズのキッチンマット(50×180)や玄関サイズ(60×90)については、手洗いすることはできますが、若干の縮みや型崩れ、色落ちなどの恐れがあります。ご自宅で洗う場合は予めご了承ください。
ハグみじゅうたんが大切にしていること
化学的な色止め剤を最小限に
天然繊維のウールの染色で色を安定させるために、一番簡単な方法は化学的な色止め剤をたくさん使用することです。一番難しい方法は温度調節といわれます。
ハグみじゅうたんは、極力化学的な溶剤の使用は控えています。また、独特な風合いを出すために、一度に10㎏程度の少量のウールを染められる昔ながらの釜を使い、職人さんによる温度管理と手回しの装置で染色しています。
コンピューターで温度調整を行えるような巨大な染色装置で一気に高温で大量の繊維を染めると染色は安定しますが、ハグみじゅうたんが大切にしているウールの「質感」や「色むら」が失われる為、ハグみじゅうたんの糸の染色には適していません。
ウールラグ、絨毯の遊び毛に代表されるように、化学繊維と比べて天然繊維のウールは扱いにくく、一見不便なところもあります。
ですが、私たちは天然の繊維である故のウールの素晴らしさも良く知っています。
ハグみじゅうたんは、天然繊維 ウールでつくるラグや絨毯の素晴らしさをお伝えしていくとともに、商品の更なる向上を目指しています。
playlist_add_check まとめ
ハグみじゅうたんは化学的な色止め剤を極力少なくしています
ハグみじゅうたんは温度管理により染料の色移りを最小限に留めるように取り組んでいます
色移りを防ぐためには、強い摩擦を避けることと濡れたままにしないことが重要
お手入れの際に「この場合はどうしたら良いのだろう?」と思ったら、お気軽にお問合せください!
【ハグみじゅうたん オンラインショップ】
肌ざわりの良い自然素材ウールのじゅうたんで『おうち時間、もっと快適』