ハグみじゅうたんは、肌に触れる部分は100%ウールでできています。今までもそのウール素材についてブログなどでもご紹介を行ってきました。12月になって寒くなってくる季節は特に暖かなラグが恋しくなる季節です。そこで、本日は改めてウールの特長と性質について復習をしつつ皆様からよくお聞きする不安疑問要素も交えながらご紹介してきます。
ウールの特長
- ①冬暖かく、夏心地よい
- ②湿気を吸収し、放出する
- ③汚れにくい
- ④弾力性に優れている
- ⑤燃えにくい
- まとめ
①冬暖かく、夏心地よい
ウール自体の構造が「縮れ毛」の為、ウールは空気をたくさん含んでいます。空気は熱を伝える速度(熱伝導率)がとても低いのが特長です。つまり冬は、冷たい外気を遮断してくれて暖かいんです。住宅でも壁と壁の隙間の空気の層を増やすことによって断熱効果が高められます。
じゃあ夏は?となりますが、これは次の②で詳しくお話ししていきますね。
②湿気を吸収し、放出する
ウールは、とても高い吸放出作用があります。つまり湿気を吸ったり放出したりする力が高いことも特長です。
他の素材と比べると、綿の2倍、ポリエステルの40倍もの吸湿作用があります。その為、①の夏涼しいに関連しますが、夏場のムレ感やジメジメ感が抑えられ夏場でも快適なんです。夏場に変えるイグサや籐のラグなども気持ちいいですが、さらっとしたウールの柔らかいラグで夏を過ごすこともとっても気持ちいいですよ。1年を通して快適なので、敷きかえる場所・手間もなくなるものいい点です。
注意点としては、「冷たくなるのではない」ということです!
吸放出性が高いので、さらっとした質感でご使用いただけるということですのでお間違いなく。
③汚れにくい
ウールの繊維構造は特殊な構造をしています。顕微鏡などで確認するとウールの表面には、綿や麻などの天然繊維には見られない「うろこ」のようなものが存在します。これは、人の髪の毛にもみられる「キューティクル」のようなものです。これを「スケール」と呼びます。
ウールの内部は、親水性ですが表面をその「スケール」が覆っておりそれこそがウールが汚れにくポイントになります。実は、そのスケールもすべてのウールに均一にあるというわけではありません。
髪の毛のCMのようにより細かい毛ほどスケールが(キューティクル)より多く、その配列も規則正しくより汚れにくいんです。毛自体が太いとスケールの発達が完全ではないものあります。また、このスケールがあることによって毛の中まで浸透するスピードが遅く、水気があるものをこぼした際にも周りに浸透すること抑えてくれます。
ここでも注意点が1つ。あくまで他の繊維と比べ「汚れずらい」ということです。初めはスケール(キューティクル)が豊富で汚れずらいですが、何年・何十年と使い続けることによってスケールがダメージを受けてきます。初めと比べればやはり汚れずらさは少なくなってきます。
何かこぼしてしまった場合などは、早めに拭き取るなどお手入れが大切です。自然素材は化学繊維のものよりは長年使用になられても汚れづらさはあります。
④弾力性に優れている
ウールは、弾力性に優れています。石油系の繊維と違い、家具の脚などをのせておいても繊維自体が折れることはなく時間をかけて戻ろうとする力が働きます。
跡がついた際の詳しい方法は下記のブログからご覧下さい。
【【ハグみじゅうたんのお手入れ】家具の跡がついてしまった時の対処法[動画あり]】
注意点は1つ。やはり、何年・何十年もずっと家具等を置いたままですとウール自体に癖がつき直りにくくなります。そんなときは一度、専門の業者へ洗浄をお願いしてみると直る可能性があります。
⑤燃えにくい
化学繊維の多くは火がつくと一気に燃え広がり、燃え尽きるまで消えないものもあります。また、マンションなどでは防火基準が厳しくほとんどラグには燃えにくくするよう防火処理をしてあります。その防火処理は主に化学薬品を使うことが多く、一概に健康に害がないとも言い切れません。
しかし、天然素材であるウールはもともと難燃性(燃えにくい)の性質があります。火がついたとしても焼けますが燃え広がることはなく火を遠ざけると燃え止まります。その為、消防士さんの消防服や飛行機のシート・カーペットなどより火が危険なところほどウール素材が使用されています。
最近は、ペレットストーブや薪ストーブを使っている住宅も多くなっています。そんなストーブの前においても安心して使用できる素材です。
自然素材は安心して使用できますね!
実際に、色々な素材を燃やしてみた実験もしています。ぜひ下のリンクからご覧になられてみて下さい。
【ラグの燃焼実験動画 ~ウール・綿・化学繊維の比較~】
まとめ
いかがだったでしょうか?ウールの特性としては、5つです。
①冬暖かく、夏心地よい
②湿気を吸収し、放出する
③汚れにくい
④弾力性に優れている
⑤燃えにくい
ただ、ウールといっても万能ではありません。それぞれの特長の中に注意点もご紹介してあります。そちらもご確認ください。
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