前回は、絨毯の素材によって汚れにくさとお手入れの方法、頻度が違うことが分かりました。
そして、そもそも洗濯ができる絨毯なのかを確認しましたね。
そして今回は、お使いの絨毯が洗濯できるもので、自宅で洗濯をしたい場合の洗い方とおさえておきたいポイントをご紹介します。
▼前回の記事
絨毯の洗濯について!絨毯の素材によって変わる汚れにくさと洗濯頻度
目次
絨毯を洗濯する前に確認すること
再度、可能な洗濯方法と使用可能な洗剤を洗濯表示で確認しましょう。
洗濯機で洗えない場合は手洗い(お風呂場で踏み洗い)できますので、ご安心ください。
今回は、洗濯機で洗う場合と手洗い(お風呂場で踏み洗い)する場合で、洗濯の方法をご紹介いたします。
天然素材のウールの絨毯の場合
ハグみじゅうたんのようなウールの絨毯はご自宅での洗濯はおすすめしておりません。
汚れにくく、落としやすい特徴を持つウールの絨毯のため、少しさっぱりさせたいときは絨毯の表面を水拭きし、そのあと乾拭きをしていただくだけで十分綺麗にお使いいただけます。
気になる汚れがあるなどクリーニングに出す場合は、よりいい状態で長くお使いいただくためにも、天然素材の手仕事の絨毯を取り扱う専門のクリーニング店にお出しいただくのが安心です。
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洗剤も確認!中性洗剤と弱アルカリ性洗剤は用途で使い分け
この洗剤も確認しておきたいポイントの一つです。
衣類用の洗濯洗剤といっても、主に中性洗剤と弱アルカリ性洗剤の2種類があります。
まずは、この違いを知っておきましょう。それぞれの主な特徴をまとめました。
■中性洗剤
=衣類の繊維を傷めないように優しく洗う洗剤
・衣類の縮み、色落ちを防いでくれて、風合いが長く保てる
・すすぎ1回でいいため、節水、時短ができる
・泥汚れなどのひどい汚れは落とせない
■弱アルカリ性洗剤
=強い洗浄力で、頑固な汚れをしっかり洗う洗剤
・洗浄力が強く、皮脂や泥汚れなど(酸性の成分)の頑固な汚れを落とすのが得意
・衣類へのダメージがある(刺激に強いポリエステル素材などならダメージが少なくて済む)
・すすぎは2回が必須
・粉末タイプは洗剤残りする場合がある
目的や洗うモノによって使い分けるといいですね!
絨毯を洗濯する時は、絨毯のことを考えると、中性洗剤をお使いいただくのがおすすめです。
洗う前に、掃除機掛けはしておきましょう。そして、頑固な汚れや、シミがある場合は、事前にできるだけ落としておくようにするといいですね。
洗濯機で絨毯を洗う方法とおさえておきたいポイント
まずは、洗濯機で洗う方法です。
<用意するモノ>
■ 洗濯用ネット
■ 衣類用中性洗剤
■ 柔軟剤(お好み)
※漂白剤は色落ちする可能性があるためあまりおすすめましません。使用する場合は、洗濯表示を確認の上使用してください。
1.絨毯を屏風にたたみ洗濯用ネットに入れる
屏風にたたむことで絨毯全体がまんべんなく洗えます
2.洗濯のコースを「毛布コース」または「大物洗いコース」を選び洗濯
干し方は後程ご紹介します。
絨毯を手洗い(お風呂場で踏み洗い)する方法とおさえておきたいポイント
洗濯表示が手洗い表示だった場合や、絨毯が洗濯機に入らない場合は、お風呂場で踏み洗いができます。
<用意するモノ>
■ 衣類用中性洗剤
1.絨毯を屏風にたたむ
浴槽の大きさに合わせてたたむと、踏み洗いする時に安定するのでおすすめです
2.浴槽にお湯を張る
絨毯が隠れるくらいお湯を張ります。この時のお湯の温度は、洗濯表示に書いてある温度だと絨毯を傷めにくいです。記載がない、分からない場合は、40℃がおすすめです。
3.浴槽に洗剤を入れて溶かし、1~2時間つけ置きする
※洗剤の量は、使用する洗剤の説明書にしたがってください
4.浴槽の中で絨毯を踏み洗いする
体重をかけて、まんべんなく踏みましょう。絨毯を何度かひっくり返しながら踏み洗いします。すべりやすいので、転ばないように壁や手すりにつかまって作業しましょう。
5.すすぎ洗いをする
足で絨毯を踏みながら、お湯を抜き、3回はすすぎ洗いをします。
すすぎ残しがあると臭いの原因になるため、状況に合わせてしっかりすすぎましょう。
6.絨毯の水を切る
水を全て流して自然に水が切れるようにカーペットをよく踏みます。
浴槽のふちにかけて、水がたれなくなるまで水切りをして、終了です。
洗濯した絨毯を干す方法と早く乾かすポイント
洗濯表示には干し方の表示もあるので、事前に確認の上、表示にしたがってください。
何も表示がない、分からないようであれば、風通しのいい屋外で陰干しがおすすめです。
早く乾かすポイントは、絨毯をM字型に干すことです!
2本の物干し竿を使って中心が垂れ下がるように、絨毯の端を2本に掛けます。M字型に干すことで通気性がよくなり早く乾かすことができます。絨毯の仕様によって難しいものもあるかもしれませんが、可能であれば時々ひっくり返すとより乾きやすいです。
物干し竿が1本しかない場合は、ハンガーを数カ所にかけてその上に絨毯をかぶせるか、両端をずらし、三角形が2つできる形にして干すのがおすすめです。
今回ご紹介したのは、一般的な方法です。
お使いの絨毯の素材・仕様・洗濯表示・説明書等をよく確認の上、お試しください♪
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