ソファのない暮らしってあり?自由な発想でインテリアスタイルを見直そう

投稿日:2023年2月7日 更新日:2024年4月23日|コーディネートで選ぶ

リビングというと、すぐにソファやセンターテーブルを思い浮かべますが、そもそもリビングにソファは必須なのでしょうか。

実は、必ずしもリビングに置かなくてはいけないアイテムというわけではありません。現在のような洋風のライフスタイルが登場するまでは、日本古来のリビングであった「お茶の間」には当然ソファなどありませんでした。

今回は、近年注目されているソファを置かないリビングについて解説していきます。

ソファのない暮らしのメリット・デメリット

ソファのない生活スタイルのメリットとは何でしょうか。またデメリットはあるのでしょうか。

ソファのないメリット

ソファがないラグのみが敷いてあるお部屋の様子
メリットは、次のようなことが考えられます。

 スペースが広くなる

ソファがなければ、当然ですがその分のスペースが確保できます。「リビングにはソファが必要」という固定観念を持っていると、スペースに余裕がないにも関わらず無理やりソファを置いている感が生じるということも起こります。

サイズやデザインにもよりますが、ひじ掛け・背もたれ部分などソファには意外とデッドスペースが多いものです。実際に座れる場所から、そうでない場所を差し引いてみるとあまり快適でないこともあります。

 視覚的にも広々としたイメージを作りやすくなる

視界を遮るものがないと、同じサイズの部屋でも想像以上に広く見えます。ソファの存在が圧迫感を与えていると、狭くて窮屈な印象を与えます。
その場合、ソファを取り除くだけで、広々としたイメージを作れる可能性があります。

 掃除がしやすい

ソファの下や裏側は、日常的に掃除がしにくい場所です。
スペースが作られることで掃除機の小回りが利くようになり、掃除が楽になります。ロボット掃除機を使っている家庭でも、走行しやすいためゴミの取り残しがありません。ソファ下のホコリを気にせずに済むため、快適です。

 子どもが過ごしやすい&安全

子どもがいると何かとスペースが必要です。ソファがない分部屋が広くなると、動きやすくなり、遊びの種類も広がります。また、ソファから飛び降りたり、走り回ってぶつかったりすることがなくなるため、ケガの危険も軽減します。
赤ちゃん時代は床に寝かせてみんなが見守り、幼児時代はおもちゃを広げて遊べるなど、子どもの成長にも対応しやすくなります。

 リビングの使い方が広がる

ソファがあるとどうしても、リビングの使い方が制限されます。
ソファがない床では、家族みんなでゴロゴロしたり布団を敷いたりすることもできます。何かの作業を行う際にも、いちいちソファを動かす必要がなく、スペースが確保できて便利です。
ホームパーティーの会場にする場合、お盆やミニテーブル、キャンプ用品などを駆使し、参加人数に柔軟に対応できるようになります。人が集まる家であれば、ソファはない方が使いやすいかもしれません。

ソファがないと生じるデメリット

ソファのない暮らしにはデメリットもあります。

 来客時に座ってもらう場所がない

伝統的な和室であれば良いのですが、現代型のフローリングの場合には、ソファがないとあらたまった来客があるときにどちらに座っていただくかで悩みます。
ソファとセンターテーブルの組み合わせは、応接室としての役割を果たすため、ソファがない家では親しい人以外の来訪時には対応を考える必要があります。

 足腰が弱い人は床座に向かない

高齢者など、足腰が弱いと床からの立ち上がりが大変です。また膝を痛めている人も、ソファの方が楽に暮らせます。

 部屋の雰囲気がうまくまとまらない・バランスが取れない

ソファがあることで、部屋の中心が決まりやすくなります。そのため、ソファなしではインテリアの作り方が難しいと感じる人もいるかもしれません。
ソファの代わりに何を置くか、どのように家具を配置するかなど、バランスづくりに苦慮する場合もあります。

 冬季に寒さを感じやすい

温かい空気が上昇するという性質のため、一般的に、床と高い位置では気温が変わります。また床の冷たさを直接感じやすくなるため、身体全体で寒さを感じやすいということも考えられます。
そのため、特に冬季に気温が下がるエリアでは、ソファがないと寒く感じるかもしれません。

ソファの代わりにおすすめのアイテム

ハグみじゅうたんの上にミニギャッベが敷いてある様子
リビングで快適に過ごすために、ソファ代わりとなるおすすめのアイテムを紹介します。

 クッション:
大小のクッションを彩り良く配置することで、インテリアのバランスを取る効果があります。ソファがないスペースを寂しいと感じる場合には、気軽に変化を加えられるのでおすすめです。

 ビーズクッション:
ブームのビーズクッションは、軽くて自由に変形するのが魅力。一人でまったりできるタイプから、かなりの大型サイズまで豊富に出ています。ソファよりも移動性が高いため、お掃除などのときにも便利です。

 一人掛け用椅子:
雰囲気のある椅子を、いくつか壁際に並べるのもおすすめの方法です。あえてデザインをそろえずに、思い思いの座りやすい椅子を置くことでおしゃれ感が演出できます。

 座椅子:
床生活の良さを活かせるうえ、安楽な姿勢が保てる座椅子。昭和時代を感じるイメージがありますが、今はカラフルでポップなものから、重厚感があるものなど多種多様なタイプが見つかります。

 スツール:
クッションとスツールの中間のようなタイプや、大人も座れる動物タイプ、収納ボックス型、スタックタイプなどさまざまです。お部屋の雰囲気や家族構成に合わせて、自由に組み合わせられます。

ソファ代わりとなるアイテムは、いずれも簡単に動かせるという利点があり、また床に直に座っている人がいても違和感がありません。

人数に合わせて増やしたり、組み合わせたりと、自由度の高さが魅力です。

ソファを使わないならラグにこだわりを

ソファのないリビングには、上質なラグがおすすめです。ラグにこだわりを持つことの大切さを解説します。

ソファのない暮らしには快適なラグが必要

絨毯の上で寝転んでいる様子
ソファのない暮らしでは、床に直接座ることが多くなります。ひざをついたり寝転がったりといったときにも、身体を優しく受け止めてくれるような心地良いラグにこだわりたいものです。

先のデメリットにもあげられた、床からの寒さ対策としてもラグ選びは重要です。
絨毯と違って部屋いっぱいに敷き詰めないラグであれば、必要なコーナーに対して必要なサイズを選ぶことができます。

椅子や大型のクッションなど、ソファ代わりとなるアイテムとも合わせやすいというメリットがあります。

ラグを使ったインテリアコーディネートについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

▶ラグのインテリアコーディネート 敷き方、配色編
▶リビングに敷くラグ、カーペットのサイズの選び方

ラグを選ぶポイントとしては、以下のような点があげられます。

 肌触りの良いものを選ぶ:
ソファのない生活では、床の近くで過ごすことが多くなります。ラグの肌触りは、快適に過ごすための大きなポイントです。

 季節感に合わせる:
夏はサラッとしたもの冬は暖かいものなど、季節によってラグのタイプを選ぶことが大切です。または通年快適に使える製品を選ぶという選択肢もあります。

 耐久性を考慮する:
初めはふかふかでも、弾力性が失われたり風合いが損なわれたりするラグは、長く愛用できません。長い目で見た場合には価格だけに惑わされず、すぐにへたらず耐久性のあるものを選ぶのが賢い選び方と言えるでしょう。

 衛生面からの視点を持つ:
床面に近いと、ホコリが立ちやすいのが気になります。ホコリ対策として、毛足にホコリを吸着しながらも手入れがしやすいといった、衛生面からの視点を持つことも大切です。

天然素材のラグがおすすめ

天然素材のウールラグの上に子供の脚が映っている様子
上記で紹介したポイントを満たすラグとして、天然素材がおすすめです。

例えば天然ウールは調湿作用や保湿力が高く、オールシーズン心地良く使うことができます。夏はさらりとして快適、冬は足元を寒さから守ってくれます。

弾力性に富み、衝撃吸収してくれるので、動きの激しい子どもにも安心。立ったり座ったりの動作も、天然ウールが優しく受け止めてくれます。

またホコリを内包しながら、静電気が起きにくいため汚れに強いという機能性があります。天然ウールというと「手入れが大変なのでは?」と思う人もいそうですが、実は天然ウールのラグは汚れにくく、簡単なお手入れで長くキレイに保つことができます。

そのため化学繊維のように定期的なクリーニングは不要で、結果的にメンテナンス費用も安く抑えられます。

天然素材とその他の素材については、以下の記事で詳しく解説しています。

▶ラグ、カーペットの素材 種類ごとの特徴を徹底比較!
さらに天然ウールのラグは、床暖房やコタツ・電気カーペットとの併用もOK。床上生活の良さを損なうことなく、暖かく過ごせるのも嬉しいポイントです。
暖房器具とラグとの関係性については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶床暖房対応の絨毯・カーペット~選ぶポイントと注意点~

このように天然ウールのラグには、さまざまなメリットがあります。ソファのない暮らしをお考えで、天然ウールのラグにご興味があれば、ぜひ下記の記事も参考にされてください。
▶ウールラグってどう違う?素材の魅力やメリット、使用時の注意点を解説

ソファがなくても快適なリビングになる

北欧風のラグが敷いてあるお部屋の写真
「あるもの」と思い込んでいるソファを一度外して考えると、意外な暮らしのメリットが見えてきます。一方でソファがないことで感じるデメリットもあるため、家族のライフスタイルに合わせた選択が大切です。ソファがなくても、ふかふかのラグを敷きお気に入りのクッションを並べるなどすれば、快適なリビング生活は可能です。自由な発想で我が家だけのリビングを考えてみてはいかがでしょうか?

ソファのない暮らしでも、天然素材と手づくりにこだわった「ハグみじゅうたん」のラグならば、素敵で快適な空間を演出できます。天然素材の良さを存分に感じながら、床上生活を楽しみましょう。

ぜひ一度「ハグみじゅうたん公式サイト」をご覧ください。

 

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