皆様、年末の大掃除はお済みでしょうか。年末のお休みに動く予定の方も多いのではないでしょうか。今週末、ハグみじゅうたん事務局のある新潟市にも大雪の予報が出ています。お家に籠ることになりそうですので、私もお家をすっきりしてお正月飾りを整えるなど、新年を迎える準備をできるところから進めたいと思います!
今回は、大掃除の時期に特に多く質問をいただくお手入れの実験レポートです。
通常はじゅうたんの水拭きでさっぱり
ハグみじゅうたんは、上質なウールの性質によって、汚れにくくお手入れがしやすい絨毯です。
コーヒー等をこぼしてしまった時のお手入れ実験はブログや動画等でもご紹介しているのですが…ここ数か月にお問合せで多いのが『「水洗い掃除機」を使っても大丈夫ですか?』というご質問。全体的にさっぱりしたい場合や、1年以上お使いになられて気になる汚れが出てきた方から特にご質問いただきます。
通常はじゅうたんの水拭きをするだけでもさっぱりとし、気持ちもリフレッシュできるのでオススメです! ↓↓↓ 詳しくはこちらの記事もご覧ください。
気持ちを新たに新年へ!ハグみじゅうたんのお手入れと模様替え
確かに、クリーニング出す予定はまだ先かなあという方には、咄嗟にこぼしてしまったとき等にご家庭で簡単に便利に綺麗にできたら嬉しいですよね。
<p家庭で使用する方も増えてきた「水洗い掃除機」でお手入れ実験をしてみます。
「水洗い掃除機」とは?
今回実験に使用するのは、『アイリスオーヤマ リンサークリーナーRNS-300』です。
お客様からのお問合せでもよく聞く製品です。
カーペットやソファ等の布製品についた汚れに水を吹き付けることで汚れが浮き、水と一緒に吸引して、汚れを取り除く仕組みです。水をかけながら素早く掃除機で吸うイメージですね。
ウールラグ専門のクリーニングでも、仕組みとしては同じように温水をかけながら浮いた汚れを吸い取っていきます。その小型版・家庭用版ということで、なんだか汚れを落としてくれそうな期待大です。
水を拭きかけながら汚れを吸い取る仕組みの製品は他にも、「乾湿両用掃除機」「掃除機用水洗いヘッド」「布製品専用クリーナー」「カーペット洗浄クリーナー」などの呼び方をされています。
ハグみじゅうたんに「水洗い掃除機」は使える?検証
検証のポイント
今回の実験対象は、ハグみじゅうたん「てざわりシリーズ」
下記の2つのポイントを検証していきたいと思います。
①汚れは落ちるのか?
②毛を傷める心配はないか?
じゅうたんにこぼしたコーヒー染みを吸い取ってみる
お家で淹れるドリップコーヒーの香り、ほっとして心も温かくなりますよね。
こぼしてしまった時は焦りますが、まずは落ち着いて、大量のティッシュで広がらないように上から押さえます。
ティッシュで水分が取れなくなるまでおさえます。
いつものお手入れなら、濡ふきんを使いぽんぽんと優しくたたくように水分を拭きとっていきますが、ここでリンサークリーナーの登場です。
レバーを押して霧吹きで水を噴射させてから、ノズルの吸入口を押し付けて手前に引きます。
さすがに1回だけではあまり変化がなかったので、2分程続けてみました。
まだうっすら残っていますが、この後続けてもあまり色の変化が見られなかったので吸引は終了。
検証結果
①汚れは落ちるのか?
水で汚れを浮かせて吸い取る仕組み自体は有効なので、ある程度はコーヒーの染みを取り除くことができました。ただし、今回の実験のてざわりシリーズの場合、濡れふきんでたたき拭きをした方が染みが落ちました。
リンサークリーナーで吹き付ける水の量を変えたり、温水を使う等、使用のコツを掴めばもう少し汚れが落ちるのかもしれません。もしかしたら、コーヒー以外でしたら落ちるものもあるかもしれませんので、引き続き他の検証もしていきたいと思います。
②毛を傷める心配はないか?
リンサークリーナー使用後のじゅうたんの表面に少し毛羽立ちが見られました。
ハグみじゅうたんは、羊毛の糸を使用している特性上遊び毛が出ます。てざわりシリーズの場合は、ふきんでたたき拭きすると摩擦で同じように毛羽立ちが出ることがあります。なるべく擦らないように拭くのがコツなのです。
しかしリンサークリーナーは、ノズルにブラシが付いているので、どうしてもじゅうたんを擦りながら吸引するということになります。(このブラシ部分をカットしてもぎ取ればいける?と考えましたが、次に使えなくなると困るので断念)
てざわりシリーズの場合、同じ箇所で吸引を繰り返したり強い力で擦り続けると、毛足を痛めてしまう可能性があります。
使用する際は部分的に使ったり、あまり長い時間使わないように様子を見ながら注意が必要ですね。お手入れ箇所の毛羽立ちが気になる場合は、乾いたら表面をハサミでカットして毛並みを整えてあげましょう。
ハグみじゅうたんに「水洗い掃除機」は使える?結論と注意点
気になったことは、掃除機自体のお掃除が大変そう…というところ。
どうしても遊び毛も一緒に吸引されるため、掃除機のお掃除・お手入れの時間も普段以上にかかってしまう可能性が高いです。
ノズルのブラシにも毛がくっつきますので、お掃除が必要です。
(※掃除機の説明書には部品は綺麗に洗うように明記されていますので、もちろん遊び毛が本体内部に入らなくてもなくても洗う必要はありますよ!!)
注意点として忘れてはいけないのが、お手入れ後にはしっかり乾燥をさせることです。
濡れたままにすると、臭いや菌・カビの発生の原因になってしまいますので、風通しをよくしたり除湿するなどして早く乾くようにしましょう。
検証してみての結論は、「毛を傷めない程度に使ってもOKだが、汚れが落ちるかは状況による」というところです。
今回の実験では、コーヒー染みの汚れのみでしたが、他の飲み物・食べ物では結果が変わるかもしれません。掃除機の使い方の慣れもあるかもしれないので、引き続き検証していきたいと思います!
【ハグみじゅうたん オンラインショップ】
肌ざわりの良い自然素材ウールのじゅうたんで『おうち時間、もっと快適』