ルンバは絨毯でも使える?気になる疑問をまとめて解説

投稿日:2023年5月20日 更新日:2024年4月8日|お手入れ

ルンバを始めとするロボット掃除機が、忙しい現代の家庭にかなり浸透してきました。便利である一方で、自分の家に向いているのかを考え、購入に踏み切れないという人もいるのではないでしょうか。

特に気になるのが絨毯との関係です。ルンバは一般的な絨毯にも使えるのでしょうか。どのような絨毯であれば対応ができ、使用に際して注意すべき点はあるのかも気になります。今回は、こうしたロボット掃除機と絨毯についての疑問解決に役立つ情報をお届けします。

ルンバなどのロボット掃除機は絨毯にも使える?

ラグの上をお掃除するロボット
便利そうなルンバを購入したいけれど、お気に入りの絨毯に使えるのかを考えると、すぐには決断できません。

結論から言うと、ラグやカーペット、絨毯でもルンバの使用は可能です。自走型の代表格であるルンバは、絨毯も含めた掃除ができるよう設計されたロボット掃除機であり、基本的にはどのような家庭でも使えます。

ただし、毛足が長すぎてからまるおそれのあるラグや絨毯はルンバと相性が悪いため、注意が必要です。ルンバを使う前に、特に深く織り込まれた絨毯や長い毛足の絨毯の場合には、取扱説明書をよく読み、製造元が推奨する使用方法に従うことをおすすめします。

またルンバは本来、床面を掃除することが目的の製品ですので、絨毯によっては完璧に清掃されない可能性もあります。

ルンバにはお試しプランがあるので、自宅のラグとの相性を確かめるならこうしたサービスを活用するのも一つの方法です。

また水拭きタイプのロボット掃除機は、絨毯の清掃には向きません。

一般的に水拭き機能を備えたロボット掃除機では、絨毯に水分を含ませてしまうことが考えられます。繊維が水を吸い込んだ結果、損傷を受けるおそれがあります。

一部のメーカーは、絨毯に使用できる水拭き機能を備えたロボット掃除機を販売しているケースもありますが、使用する場合には絨毯との相性をよく確認することが大切です。

ロボット掃除機で起こり得るトラブル

絨毯をルンバなどのロボット掃除機で掃除する際に、気を付けるポイントとしては以下のようなものがあります。

絨毯の厚みや形状によるトラブル


ロボット掃除機は、自力で昇降できる高さに制限があります。そのため厚みのあるラグでは、大きな段差が生じて登れない場合があります。その場合には絨毯の上を清掃できず、ぐるぐると周りを走行したりストップしたりします。

逆に薄いラグは掃除中にズレる、捲(まく)れる、巻き込むなどのトラブルとなるおそれがあります。繊維を損傷する原因となったり、ロボット掃除機側が故障したりすることもあり得ます。

また毛足が長いラグや絨毯は、ローラーに巻き込みからまります。こちらも双方にダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

ロボット掃除機により想定される損傷

ロボット掃除機は基本的には、一般的な掃除機と機能は同じですが、人間が力加減をしないため絨毯を損傷する可能性があります。想定される主な損傷には以下のようなものが考えられます。

 繊維の摩耗:ブラシやホイールが繊維をこすり、繊維が摩耗する可能性がある

 繊維の引っ張り:ブラシやホイールが繊維に引っ掛かり、繊維を引っ張ることで絨毯の形状の変形、糸のほつれの原因となる

 繊維の吸引:繊維が吸引されてしまい、ところどころ薄くなる可能性がある

ロボット掃除機を使うときのラグ選びのポイント

先に示したようなトラブルを避けるためには、どのようなラグがロボット掃除機に向くのでしょうか。

ラグの好ましいと考えられる条件は以下の通りです。

 厚すぎない・薄すぎない

ロボット掃除機の乗り越えられる段差としては、およそ2cm以内とされています。絨毯やラグはこの厚さ以下が安全です。
ただし薄すぎると、ズレや巻き込みの原因となります。ある程度の力がかかっても、捲れてこない厚さがベストです。

 滑り止め付・滑りにくい

ロボット掃除機を使うときには、敷物が固定されていることが大切です。滑りやすい絨毯やラグでは、ロボット掃除機が動いている途中にラグが動いてしまい、清掃の効果が得られなくなることがあります。

 毛足が短い

毛足が長すぎると巻き込みの原因となり、絨毯の風合いを損ねたり、ロボット掃除機の故障の原因となったりします。周囲についているフリンジも、同様に注意が必要です。フリンジの巻き込みが心配なときには、内側に丸めるなどでも対応できます。

フリンジのある絨毯は吸い込まれないように内側に丸めて

 遊び毛が少ない

遊び毛があっても使えないことはありませんが、すぐにダストケースがいっぱいになるため、こまめな廃棄が必要です。特に絨毯の使い始めは遊び毛が多く出るため、はじめのうちは掃除機がけを行い、落ち着いてきたらロボット掃除機を使用するといった方法がおすすめです。

ルンバが使えない場合は自分で掃除機掛けを

絨毯に掃除機を掛けている様子
手持ちの絨毯にルンバが使えない、あるいはトラブルなく使えるか分からないという場合は、自分でお手入れをするのが安心です。

自分で掃除機をかける場合のポイントをします。

 こまめなお手入れ

できれば毎日軽く掃除機がけやブラッシングを行い、汚れをためないようにするのが理想的です。普段から絨毯の表面にたまったほこりや小さなゴミを取り除くことで、汚れが深くなるのを防ぎます。

 ブラシの活用

掃除機で吸い取り切れないホコリなどは、ブラッシングで部分的に落とすと効果的です。絨毯についた頑固な汚れを掃除機で無理にこすっても、絨毯を傷めてしまうだけです。優しくブラシをかけ、ホコリを浮かせてから掃除機をかけると効果的に汚れを吸い取ることができます。ただし毛足が長い絨毯の場合、適切にブラシをしないと毛玉の原因となるため注意が必要です。

 パイルの向きに注意

掃除機をかける際には、絨毯のパイルの向きに注意します。パイルの向きに逆らって掃除機をかけると、逆に汚れを押し込んでしまう場合もあります。一般的には絨毯に掃除をかける際には、縦横90度を意識しながらヘッドを動かすようにすると効率的にホコリを吸い取ることができます。

 ノズルで効果的に

通常のヘッドで取りにくいコーナーや隅には、ノズルを使うなど、絨毯の形状に合わせて掃除機のアクセサリーを効果的に使用します。回転ブラシは毛足の長さに合わせて調節し、絨毯の繊維に過度な負担をかけないように注意します。

 粘着ローラーとの併用

掃除機がけと併用して、定期的な粘着ローラー(コロコロ)がけもキレイさを保つのに効果的です。ただし繊維を取り過ぎると絨毯の風合いが損なわれるため、頻度を考えながら、押し付けないように表面を優しく転がすくらいの力加減で行うことが大切です。

絨毯やカーペットのお手入れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
ウール絨毯への掃除機掛けのポイントとその他お手入れ方法
簡単にできる絨毯・カーペットの掃除とお手入れ方法【完全版】

ルンバ使用時は絨毯との相性を確認

ラグの上にルンバが載っている様子
基本的にはルンバのようなロボット掃除機でも、絨毯はお掃除可能です。ただし、人間が掃除機をかけるようには細かな対応ができないため、絨毯・掃除機ともにダメージを受けないように注意して使います。シャギータイプなどロボット掃除機に任せるのが不安な場合には、侵入しないように部屋のドアを閉めておくといった対策が必要です。

 

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