部屋の中でも大きな割合を占める絨毯は、空間の印象を左右する大事なアイテムです。
おしゃれな絨毯でインテリアに彩りを添えれば、素敵な部屋に生まれ変わって毎日の暮らしがより豊かになります。
この記事では、部屋をセンスよく見せる絨毯の選び方や、テイストに合わせたコーディネートのコツ、参考にしたいおしゃれなインテリア事例をご紹介します。
目次
インテリアは絨毯選びから
絨毯の色や柄は部屋に入った瞬間にパッと目に入り、部屋で過ごしているときにも無意識に目にしています。
空間の印象や居心地に大きな影響を与えるため、おしゃれで快適に過ごせる理想の部屋を実現するには、絨毯選びがとても大切です。
おしゃれな絨毯を選ぶコツ
絨毯は色や柄、素材のバリエーションが豊富にあるため、どのような点に注目して選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、部屋をセンスよく見せる絨毯選びのコツをご紹介します。
絨毯選びはアクセントが決め手
絨毯は素材や織り方などさまざまな種類があり、デザインのバリエーションが豊富です。
しかし、どんなにおしゃれな絨毯を選んでも、部屋のイメージに合わなければチグハグな印象を与えてしまいます。
絨毯をおしゃれに見せるには「空間のテイストを合わせた上でアクセントを加える」ことが重要です。
お部屋全体に敷きこむカーペットは全体的な色合わせを考慮してベージュ、グレー、ブラウンなどの色でまとめるのが無難ですが、ソファ前やテレビ前に敷くラグや絨毯は、床やソファーファブリックのトーンよりも少し変えたアクセントを付けるのがおすすめです。
お部屋のデザインテイストは合わせたうえで色調などはメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。
お部屋のデザインテイストには次のような種類があります。
▶シンプルナチュラル:
温かみや優しさを感じさせる色合い
▶北欧:
無駄を削ぎ落したシンプルなデザインで、素材や造りは吟味した天然素材を用いる。
年数を経ても飽きない、色褪せないなどのものを選ぶ
▶モダン:
都会的でスタイリッシュなシンプルモダン、伝統的な和の雰囲気にスタイリッシュさをプラスした和モダンなど
▶リゾート:
海外のビーチリゾートの雰囲気や自然をモチーフに取り入れたデザイン
▶ラグジュアリー:
高級ホテルのラグジュアリーなインテリアを思わせる上質な色合いや素材感
このように、自分のつくりたい空間をイメージしてテイストを決めてから絨毯を選ぶことで、まとまりのある素敵な部屋に仕上がります。
絨毯の選び方5つのポイント
ここでは、絨毯選びの中でも大切な5つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
サイズや形状を確認する
一般的に絨毯とは床全体を覆うサイズの敷物を意味するため、サイズは、部屋の床の形にフィットするものを選ぶことになります。「○畳用」といった記載のある絨毯もありますが、畳には江戸間や本間など異なる規格があり、6畳用と表記されているものすべてが同じサイズとは限りません。きちんと採寸して選ぶのが確実です。
また形状については、通常部屋の形は長方形あるいは正方形であることが多いため、絨毯の形状も部屋に合わせて長方形か正方形から選ぶことが多いでしょう。また畳に合せた帖サイズは日本独特のサイズで、現在の日本の住宅はリビングダイニングなど洋風の間取りになっている為、長方形のサイズが絨毯・ラグでも使いやすく主流となっています。
ただし、中には正円や楕円など円形の絨毯もあります。
例えば、LDKにおいて、ダイニング部分には正方形を敷き、リビング部分には円形を敷くなどして変化をつける人もみられます。ただしこの場合、絨毯のサイズによっては、「ラグ」というくくりになることもあります。
絨毯とラグの違いについては、「絨毯とは? 種類や特徴・効果、カーペットやラグとの違いなどまとめて解説」をご覧ください。
部屋のテイストに合わせて絨毯の色や柄を選ぶ
絨毯の色や柄は、「こんなテイストの空間をつくりたい」というイメージに合わせて選ぶことがインテリアのコーディネートを成功させるコツです。
それでは、テイストごとに合う色や柄を見ていきましょう。
▶シンプルナチュラル
シンプルナチュラルな雰囲気づくりは、優しい色合いや柄選びがポイントです。
ベージュやアイボリー、グリーンなどのアースカラーや、無地やリーフ柄、控え目なストライプなどを選ぶとよいでしょう。
▶北欧
北欧テイストは色合いよりも質感など素材の統一が大切です。質感さえ合っていれば色合いなどは変えた方がアクセントにもなりメリハリがつきます。
木の葉の色、幹の色、それに咲く花の色、素材を合わせて様々な色を取り合わせればナチュラルな中にもおしゃれさがアップします
▶モダン
モダンな雰囲気を演出するには、シンプルで同じ系統でありながら、微妙なカラーの違いがあるニュアンス感のあるコーディネートがすすめです。
柄を選ぶ場合には、白やグレー、ベージュなどベーシックな色合いの大柄モチーフや幾何学模様といったエッジの効いたデザインを選ぶのがポイントです。
▶リゾート
南欧リゾートのような爽やかで開放感のある雰囲気づくりにはブルー系、アジアンリゾートスタイルにはオレンジやレッド系の絨毯がよいでしょう。
自然を感じるような大胆で大柄なモチーフ柄を選ぶと、部屋のリゾート感は一気に高まります。
▶ラグジュアリー
ホテルライクな上質感や高級感を演出するなら落ち着いた色味のブラウンやレッド、パープル系がおすすめです。
非日常を感じる個性的で大胆な柄も、ラグジュアリーな雰囲気を高めます。
季節に合わせて質感を選ぶ
絨毯にはさまざまな素材があり、サラッとした触り心地のもの、ふかふかと心地よいもの、毛足の長いものや短いものなど、バリエーションが豊富です。
季節に合わせて春夏・秋冬で絨毯を変えると、より快適性が向上します。
お手入れ方法を確認する
絨毯には撥水加工が施してあるものや洗濯機で手軽に洗えるものなど、機能性を高めた種類があります。
特に子どもやペットのいるご家庭の場合は絨毯が汚れやすいため、お手入れのしやすさを確認して選ぶとよいでしょう。
絨毯のお手入れについては以下の記事で詳しく解説しています。
▶簡単なカーペットの掃除と汚れのお手入れ方法【完全版】
▶【絨毯の洗濯方法】絨毯を自宅で洗濯する方法とおさえておきたいポイント
素材を確認する
最近はポリエステルやポリプロピレンといった化学繊維の絨毯が増えていますが、肌触りや寝転がったときの気持ちよさ、耐久性を考えると天然素材に勝るものはありません。
綿は手触りがやわらかく通気性や吸水性が高いため、サラッとした状態を保ってくれます。
ウールはやわらかな手触りと心地よいあたたかさがあり、調湿効果もあるため一年中快適に使えます。そのうえ、汚れにも強く耐久性も抜群です。

オールシーズン使用できるウール100%のおしゃれな絨毯
素材ごとの特徴については「ラグ、カーペットの素材 種類ごとの特徴を徹底比較!」で詳しく説明しています。
コーディネート実例5選
自然素材の「ハグみじゅうたん」を使ったおしゃれなコーディネートの実例をご紹介します。
お部屋づくりの参考にしてみてくださいね。
ソファの色に合わせて絨毯を選ぶ
ブルーグリーン系のソファに合わせたのは、青と緑のミックス配色が美しい絨毯。椅子やクッションに差し色でイエローを効かせて空間にメリハリをつけています。
このように、ソファと絨毯を同色系で合わせると落ち着いた雰囲気に仕上がります。ゆったりとした時間を過ごせそうですね。
旅する気分で暮らす
オリエンタルなムードたっぷりの絨毯をインテリアの主役にコーディネートした実例です。
この絨毯は伝統的なキリムをカジュアルにデザインしたもので、独特な雰囲気がありながらもインテリアにしっくり馴染みます。遠い国へ旅しているような特別感を味わえる一枚です。
絨毯で空間に彩りを添える
シックなインテリアに、オレンジや赤系の色を組み合わせた絨毯で彩りをプラス。
ソファやブラインドなどダークカラーが多いインテリアには絨毯で赤味を添えると、暖炉に火を灯したようなあたたかみが広がります。
和室をレトロモダンにイメージチェンジ
和風の部屋には、グラデーションの絨毯がしっくり溶け込みます。
特にグリーンやアースカラーの絨毯は畳や襖のある空間に馴染みやすく、レトロモダンな趣ある雰囲気を演出してくれます。
色味を抑えてシンプルにまとめる
木目の風合いを活かした内装に合わせたのは、グレーのグラデーションが美しい絨毯。
グレー系はどんなインテリアにも合わせやすい万能カラーです。
全体を、色味を抑えてシンプルにまとめたことで、窓から見える庭の緑がくっきりと映え、落ち着ける空間に仕上がっています。
おしゃれな絨毯を選んで部屋をイメージアップ
部屋の印象を決める絨毯選びで大切なのは、「シンプルナチュラル」や「モダン」などといった部屋のテイストをまず決めること。
そのうえでテイストに合う色や柄を選び、全体の統一感に配慮しながらコーディネートしましょう。
また長く使用し、直接肌に触れる絨毯は、素材選びにもこだわりたいところです。
「ハグみじゅうたん」は、シンプル無地からおしゃれなボーダー、自然を感じる色合いが美しいグラデーションまで、さまざまなデザインを取り揃えています。
あたたかみのある天然ウールにこだわり、職人の手によって丁寧に織り上げられた絨毯は、保温性はもちろんのこと防汚性、難燃性にも優れています。
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